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日経平均 | 10004.72円 | ▼135.75円 |
売買高 | 19億2911万株 | - |
日経平均先物 | 10000円 | ▼120円 |
売買代金 | 1兆2528億円 | - |
TOPIX | 884.94 | ▼11.76 |
値上がり銘柄 | 481銘柄 | - |
東証マザーズ指数 | 404.32 | ▼1.36 |
値下がり銘柄 | 1094銘柄 | - |
日経ジャスダック平均 | 1140.48円 | ▼3.25円 |
変わらず | 105銘柄 | - |
騰落レシオ | 75.65% | △0.01% |
信用収縮懸念や円高を嫌気して大幅下落
ドバイ問題に続きギリシャの格付けが引き下げられたことなどを受けて、信用収縮の動きから欧米の株や商品が売られたことから、売り先行となりました。為替が大きく円高に振れたこともあり、輸出株を中心に売り気配から始まるものが多く見られました。ただ、外国人売買動向(市場推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたことや節目と見られる日経平均の10000円を意識した水準ということもあり、寄り付きからの売りが一巡した後は10000円を割り込んでもすぐに買いが入るというように底堅い展開が続き、大幅安の水準ではあるのですが、小動きとなりました。
後場に入ると一段安となる場面もありました。ただ、為替には大きな動きがないことや節目を意識して10000円を割り込んだところでは買戻しも入り底堅い展開が続きました。為替にも大きな動きはなく、先物も限月交代のさなかで仕掛け的な売り買いは入りにくく、最後まで方向感は出ませんでした。日本市場では信用収縮の動き、円キャリー取引の解消などは見られず、海外での動きを見極めたいということで、積極的な売り買いが控えられたようです。結局最後まd大きな動きはなく、日経平均はかろうじて節目と見られる10000円を保って終わりました。
小型銘柄も軟調なものが目立ちました。買い手控え気分の強い中で目先筋の利益確定売りなどに押され、主力銘柄ほどの下落ではないのですが、東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って軟調となりました。先物は限月交代ということもあり、仕掛け的な売り買いもほとんどなく、乗り換え(ロールオーバー)の売買が中心となっていたものと思います。売り急ぐ動きや売り叩く動きはなく、方向感のない展開でした。
信用収縮懸念から売られましたが、実際にはそうした動きなどは見られませんでした。11月までは持高調整の売りが出て指数を押し下げるような場面も多かったのですが、11月30日の週明けからはそうした売りが少なく、悪材料が出ても底堅く、好材料が出ると上値が思ったよりも軽いと言う展開となっています。先物・オプションのSQ終了後に為替に落ち着きが見られ、金融緩和継続となって、米国のクリスマス商戦が好調となれば、案外堅調な展開となるのかもしれません。逆にここで信用収縮の動きがさらに進むようであれば、金融当局の何らかのコメントでもないと再び下値を探ることになるのでしょう。
雲に上値を押さえられた格好ですが、薄い雲の中での動き、雲の下限ではサポートされました。ストキャスティックスは高値圏にあり、雲の上限では上値を押さえられる格好となるのでしょうが、RSIは上値余地もあり、雲の下限ではサポートされて底堅さも見られるものと思います。目先的な過熱感の調整はあるのでしょうが、強含みの地合いは続くものと思います。
雲に上値を押さえられながらも遅行線が日々線にサポートされて底堅くなっています。ストキャスティックスは高値圏にあり、引き続き雲に上値を押さえられて調整となりそうですが、RSIは上値余地もあり、遅行線が日々線にサポートされて底堅さも見られるものと思います。
遅行線が日々線に押さえられ、日々線が雲に押さえられた格好となりました。RSIには上値余地もあったので、ここからも底堅くなりそうですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整であり、基準線や転換線のサポートでの下げ止まりを確認するような動きになるものと思います。改めて上値の重さが確認された格好ですが、基準線で下げ止まって反転、雲の薄いところでの「三役好転」が期待されます。
円高や信用不安からほぼ全面安、幕間つなぎの銘柄だけ個別の材料で堅調
インドでの自動車販売が引き続き好調ということに加え、独フォルクスワーゲンが出資すると報じられ、再編をはやす動きや提携先として評価できると好感されて大幅高となりました。
ドバイ発、ギリシャ経由の信用不安から大幅下落となりました。欧州銀行が大きく下落したことや増資を改めて嫌気する動きから大幅下落となりました。世界的な金融不安に発展するとの見方は少ないものの、何処にリスクが潜んでいるのか分からないというリスクが嫌気された面もあるものと思います。
買い気配で始まり堅調となりました。円高メリットがあることに加え、米衣料品子会社を投資ファンドに譲渡すると伝えられ、これまで業績の足を引っ張っていた子会社だけに素直に好感されたものと思います。
二酸化炭素(CO2)を排出しないグリーン出力の販売を始めると新聞で報じられましたが、海外市場で原油価格が下落したことなどから特に好感する材料とされず、原油安に反応して軟調となりました。
海外で原発事業に参入すると新聞で報じられたことに加え、為替が円高となったことや金利の低下が見られることなどから買いが入り、底堅い堅調な展開となりました。ほぼ全面安となるなかで、ディフェンシブ銘柄として買われた面もあるものと思います。
共同でパプアニューギニアの液化天然ガス(LNG)プロジェクトで中核となる生産設備を建設すると新聞で報じられましたが、地合いの悪さに押されて、材料視されず軟調となりました。GDP(国内総生産)の下方修正などで地合いが悪くなったことで利益確定売りや見切り売りがかさんだものと思います。
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