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日経平均 | 9345.55円 | △264.03円 |
売買高 | 24億6841万株 | − |
日経平均先物 | 9330円 | △260円 |
売買代金 | 1兆5426億円 | − |
TOPIX | 839.94 | △28.93 |
値上がり銘柄 | 1491銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 387.19 | △11.10 |
値下がり銘柄 | 136銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1123.45円 | △9.26円 |
変わらず | 57銘柄 | − |
騰落レシオ | 63.83% | △6.15% |
先週末の大幅下落の反動や為替の落ち着き、経済政策期待から大幅反発
先週末の米国市場は大幅下落となりはしたものの底堅く、欧州市場も反発となったこと、「ドバイ・ショック」も損失がある程度見えていることやアブダビ首長国が支援に乗り出すとしていることなどに加え、為替も円高一服となったことから、先週末の大幅下落の反動で買い先行となりました。買い気配から始まるものが多く、週末のヘッジ売りの買戻しなどもあったようです。寄り付きの買いが一巡した後も外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたことや、政府が円高、株安への対策を表明したことなども買戻しを急がせ、押し目買いを誘うこととなり、大幅反発となりました。
後場も一段高となる場面もあり、堅調な地合いが続きました。ほぼ全面高という展開で特に金融株や不動産株など信用不安から大きく売られたものなどが買戻しも交えて高くなりました。ただ、腰の据わった買いが入っているということでもなく、先行きの見通しがはっきりとして物色対象が見えて来たということではなく、あくまでも目先の需給での動きと思われます。月末ということで「お化粧買い」などに期待するむきもあり、下値を売り叩き難いことも指数を押し上げる要因となったものと思われます。最後は「お化粧買い」も見られて高値圏での引けとなりましたが、為替が円高方向に振れる場面では上げ幅を縮小するなど、先週末の下げ分を取り戻すには至りませんでした。
小型銘柄も買戻しを急ぐ動きこそ見られないものの売られすぎた銘柄などの反発が見られ、東証マザーズ指数は大幅高となりました。二部株指数も大幅高となったのですが、日経ジャスダック平均は堅調というに止まり、上値の重い展開となりました。物色対象が絞りきれないと同時に先行きへの確信も持てず、先物もまとまった買いが散発的には見られるのですが追随するような買い急ぐような動きはありませんでした。最後は月末の手仕舞いの買戻しも入って高値圏の引けとなりましたが、為替が円高に振れるような場面では、ヘッジ売りや目先筋の見切り売りもかさみ指数の上げ幅を縮小する要因となっていました。
さすがに売られ過ぎの反動は見られましたが、最後まで買い上がるだけの政策への信頼はないようです。政策の中身が全く見えないことや期待はずれに終わる可能性も高いということで、買い切れないものと思います。政策の方向性やデフレ対策、景気対策がどの程度のものなのか、何をするのかも見えないことで物色対象を絞り切れず、売られ過ぎの修正以上には買えないということなのでしょう。具体的に政策が出てからでも買うのは遅くないということなのでしょうし、対策そのものが出るかどうかもまだわからいないということで市場が反応しているものと思います。
大幅反発となりました。所謂「行き違い線(振り分け線)と呼ばれるような形で、いったんここで底値となった可能性も高くなりました。ただ、週末に空けた「窓」を埋めたというところであり、戻りが鈍いと見るか底堅いと見るか、見方がわかれそうです。ただ、9000円を意識するところでは売り叩き難くなったことは確かであり、RSIもストキャスティックスも底値圏からの反発を示唆していることもあって、ここからは戻りを試す展開となるものと思います。
先週末の「窓」を埋めて転換線の水準まで一気に買われました。「行き違い線(振り分け線)」と言う格好であり、底入れとなる可能性もありそうですが、先週末が売られすぎということであれば、まだ底値固めの段階に過ぎないということだと思います。ただ、RSIもストキャスティックスも底値圏からの反発となっており、騰落レシオも大きく割安感が出ており、基準線や移動平均線からの乖離も大きなことから、まだ売られ過ぎの修正という域は出ないにしても戻りを試す段階であることには違いないのかもしれません。
大きな下落となりましたが、一瞬1ドル=84円台をつけたものの、逆にすぐに戻ったことで、底堅さを確認したようにも見えます。RSIもストキャスティックスも底値圏からの反発を示唆しており、いったん底入れから戻りを試す動きになるのかもしれません。ただ、これまでの節目と見られていた87円〜88円水準が取りあえずは戻りの目処となりそうです。
円高、ドバイ信用不安が一服し、景気対策期待もあって大幅高
米国で医療用医薬品を相次いで売り出すと新聞で報じられたことから収益回復期待が高まり、買いが入りました。地合いの良さもあって堅調となりました。
大幅高となり約2週間半ぶりの高値水準を回復しました。自動車の窓向けにポリカーボネイト樹脂を使った素材を実用化したと新聞で報じられたことで、ガラスからの代替需要が期待出来るとして買いが入りました。
相場全体の地合いの好転をよそに、一時上場来安値更新となりました。デフレとなっている中では、低価格競争が激化し、一段と収益が悪化するとの見方もあり、売られました。ただ、値ごろ感からの買いや円高メリットもあるとの見方から買い直され、最後は堅調となりました。
前週27日に三菱マテリアル(5711)が株式交換を実施し、完全子会社化すると発表しましたが、交換比率の水準が割高感があるとして売りが先行、ストップ安となりました。
円高一服となり、輸出株の代表格である自動車株全般が戻り歩調となり、また、従来に比べて充電できる電気の量が2倍になる電気自動車用リチウムイオン電池の開発に目処がついたと新聞で報じられたことが好感され、大幅高となりました。
全般に戻り歩調となるなかで、次世代スーパーコンピューター開発事業に関して、「仕分け作業」では凍結とされたのですが、見直し機運が高まっていることもあり、売られ過ぎの反動もあって買われ、大幅高となりました。
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