住まい探しのきっかけ、家族形態によって違い

» 2009年11月26日 12時39分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 生活スタイルの変化に応じて、住まいも変えていきたいもの。賃貸契約者たちはどのようなきっかけで新居を探すことにしたのだろうか。

 アットホームの調査によると、賃貸契約を行ったユーザーに「住まい探しのきっかけ」を尋ねたところ、最も多かったのは「契約更新」で18.9%。以下、「就職・転職」(17.2%)、「結婚」(16.8%)、「転勤」(13.0%)、「独立」(7.6%)、「子どもが生まれる(生まれた)」(7.6%)が続いた。家族形態別に見ると、シングルのトップは「契約更新」、カップルのトップは「結婚」、ファミリーのトップは「就職・転職」とそれぞれの特徴が現れた。

住まい探しのきっかけ(出典:アットホーム)

 「新居決定までに訪問した不動産会社数」を聞くと、最も多かったのは「1社」で28.8%。以下、「3社」(25.5%)、「2社」(17.7%)、「4社」(11.1%)、「5社」(10.7%)、「6社以上」(6.2%)が続いた。「3社」までで7割超を占めており、平均は2.9社だった。

新居決定までに訪問した不動産会社数(出典:アットホーム)

住まいを選ぶ上での条件は?

 住まいを決める上で、どのような条件を重視しているのだろうか。「新居がある街(駅)を決めた理由は?」と尋ねたところ、トップは「通勤・通学先へのアクセスが良いから」で69.5%。以下、「利便性が良いから(買い物、病院、公共施設など)」(42.4%)、「なれ親しんだ街だから」(22.6%)、「よく行く場所(実家、趣味・レジャーなど)へのアクセスが良いから」(21.0%)、「自然環境が良いから」(16.5%)、「その街のイメージやステータスが良いから」(11.9%)、「物件さえ良ければ街(駅)にはこだわらなかった」(11.1%)が続いた。

 家族形態別に見ると、シングルは「アクセスの良さ」、カップルは「自然環境の良さ」、ファミリーは「子どもの通学への配慮」の比率が高かった。

新居がある街(駅)を決めた理由は? (出典:アットホーム)

 「住まい探しで重視した条件は?」と聞くと、トップは「家賃」で80.2%と断トツ。以下、「間取り」(41.2%)、「交通アクセスの良さ」(39.1%)、「広さ」(32.1%)、「駐車場あり(近隣含む)」(22.2%)、「利便性(買い物など)」(21.8%)が続いた。家族形態別に見ると、シングルは「希望設備の有無」、カップルは「ペット可」、ファミリーは「利便性(買い物など)」の比率が高くなっている。

 インターネットによる調査で、対象は不動産総合情報サイト「at home web」の「検討中リスト(物件情報の保存等ができる)」利用者のうち、契約・入居に至ったユーザー243人(男性49.4%、女性50.6%)。調査期間は2008年8月〜2009年7月。

住まい探しで重視した条件は? (出典:アットホーム)

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