外資大手ブランドが撤退・縮小し冷え込む市場で、なぜギルトは躍進を遂げているのか? なぜ招待制セールが熱いのか? それを知るために目黒のホテルCLASKAに行った。11月17日、モデルのマリエさんをギルトのバイヤー担当に任命するイベントがあったのだ。
登場したマリエさん、スタイルも笑顔も素敵。シャイな私はカメラマンのフラッシュ放射に相乗りして1枚。ファッションを語るトークからは知性も感じた。
イベントでは、マリエさんがバイヤーとしてMarc Jacobsの服やバッグを買いあさる姿を動画で紹介。11月22日から、実際にその品をギルトのセールで販売している。
そんな巧みなマーケティングを展開するのは、ギルトの創業者アレクシス・メイバンクさんとアレキサンドラ・ウィルソンさん。当日は創業者の1人、アレクシスさんが登壇。ギルトのマーケティング展開を語った。
一緒に登壇したギルト・グループの桑野克己社長の説明によると、日本では顧客層は3分の2が女性で残り3分の1が男性、30歳前後のファッション好き世代と40歳前後のバブル体験世代の2つのヤマがあるという。リピーターは何と30%以上だそうだ。
その日は美人に縁があって、アレクシスさんへの単独インタビューが実現。CLASKAの宿泊室にシャイを隠して突っ込んだ。
郷 ギルトの価値とは何ですか?
アレクシス “Win”――勝ち取ることね(笑)。54時間セールはとてもコンペティティブなの。
なるほど7割引だから“抗争”になるのだ。開始時間の21時は、働く日本人男女の平均的な帰宅時間かつ電車でモバイルアクセスできる時間。とすると米国では?
アレクシス 正午です。
郷 ええ! どうしてですか?
アレクシス 米国では職場でショッピングOKだから(笑)。
昼食にベーグルサンドを頬張りながら、“真昼の決闘”をする米国人女性たち(笑)。どっちも“be gilted(ピカピカした)”なアディクションだが、日米で事情が違うのが面白い。
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