− | − | − |
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日経平均 | 9441.64円 | △40.06円 |
売買高 | 19億4741万株 | − |
日経平均先物 | 9450円 | △60円 |
売買代金 | 1兆1933億円 | − |
TOPIX | 833.29 | △4.07 |
値上がり銘柄 | 847銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 380.88 | △1.23 |
値下がり銘柄 | 709銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1124.60円 | △3.44円 |
変わらず | 132銘柄 | − |
騰落レシオ | 63.38% | ▼1.17% |
米国株安や円高にもかかわらず売られ過ぎの反動もあって底堅く堅調な展開
米国市場は前日の大幅高の反動もあり軟調となりましたが、日本市場は逆に昨日の大幅下落の反動もあり寄り付きこそ売り先行となったものの、すぐに切り返して堅調となりました。それでも寄り付きからの買いが一巡すると為替が円高に振れたことや政策不在、増資懸念などは拭えず、上値の重さを確認しては売り直される動きとなりました。銀行株や大手電機株の一角などは引き続き増資懸念から軟調となりましたが、自動車株や商社株など売られ過ぎの反動から底堅いものも見られ、指数は小動きとなりました。
後場はいつものように(?)小動きとなりましたが、値持ちの良さや値動きの良さに反応する動きもありました。寄り付きから売り物勝ちで始まり、戻り歩調となるところでは早めの利益確定売りや戻り売りに押されるという状況は変わりないのですが、持高調整の売りも一段落となったようで、売り急ぐような動きもなく、底堅い堅調な展開となりました。かといって何でもかんでも買われるということでもなく、値動き悪いものを見切って良いものに乗り換えるような動きとなりました。結局指数は大きな動きにならず、最後は買戻しなども見られ、じりじりと上昇となりましたが、大幅下落の反動の割りには上値の重さが見られました。
小型銘柄もまちまちの動きではあるのですが、値動きの良い銘柄が大きく上昇し指数を押し上げ、東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って堅調となりました。先物は執拗な売りは見られず散発的にまとまった売り買いが見られるだけで、総じて見ると方向感のない展開でした。目先筋の売り買いが中心と見られ、値ごろ感からの買戻しは見られるのですが、先高感から買い上がるような動きは見られませんでした。
ようやく下げ渋りとなりました。底入れ感が出るというところまではいかず、あくまでも自律反発に過ぎないものと思います。増資懸念や政策不在もありますが、特にデフレ脱却を図ることが必要ということなのでしょう。業績面で回復が見られる銘柄やデフレということで金利上昇懸念は少ないものと考え、低金利でメリットの出る銘柄、そして低金利で円が買われ難いということになれば、大きく円高に振れることもないのかもしれず、輸出企業などで売られすぎたものの見直しもあるのかもしれません。
上値が重くまだ底値確認とは行きませんが、形としては「切り込み線」と同じ様な格好、あるいは明日、大きな陽線が出るようであれば「三川」と同じ意味で底入れとなって来る可能性が高くなりました。明日も軟調となると7月安値水準を目指すような動きになりそうですが、RSIもストキャスティックスも底値圏にあり、移動平均線や基準線との乖離も大きい中での動きだけに、底入れとなる可能性も高いと思います。
日経平均よりももっと「切り込み線」とは言えないよな形ですが、底堅さは確認できていると見てもいいのでしょう。RSIもストキャスティックスも底値圏にあり、移動平均線や基準線との乖離は日経平均以上に大きく、いったんはいつ底入れとなってもおかしくはないところであり、取りあえずは7月安値水準=転換線の水準=850を目指すことになるものと思います。
下値も限定的という感じですが、軟調な展開です。RSIもストキャスティックスも底値圏にあるのですが、反発はもう少し時間がかかるのかもしれません。遅行線と日々線が「天-底」一致の形で底堅さが見られるのではないかと思います。
大幅下落の反動から反発となるものも多い
前日まで4日続落となっていたことの反動もあり、円高にもかかわらず堅調となりました。10月20日に発売したハイブリッド車専用セダンの受注が月間目標を大きく上回ったと発表されたことも好感されたものと思います。
来期は船舶事業が増益になることなどから、営業利益予想が今期の6倍となるとして外資系証券が投資判断と目標株価を引き上げたことが好感されて、大幅高となりました。
ストップ高比例配分となりました。24日の引け後に2010年2月期末に記念配当と特別配当をそれぞれ20円ずつ実施、従来予想の3倍の60円にすると発表、2011年2月期の配当予想もさらに増配を予定していることなどが好感されて買われました。
両行は穴吹工務店の会社更生法申請を受けて、同社に対するさいけんの取立て不能、遅延の恐れが生じたことを発表、業績に対する影響を懸念した売りがかさんで大幅下落となりました。同様に阿波銀行(8388)や百十四銀行(8386)など徳島、香川両県を地盤とする銀行が取り立て不能、遅延の恐れを発表して売られました。
携帯電話に搭載されているタッチパネル、新がハイブリッド車に搭載されている「ハプティック(触覚)コマンダ」と言われる部品など、の新製品の収益拡大が期待されるとして外資系証券が投資判断を引き上げたことが好感されて堅調となりました。
引けは目先筋の買戻しも入り、変わらずとなりましたが、引き続き公募増資による需給悪化懸念が根強いことや米国で金融株が売られたことなどから連日の年初来安値更新となりました。財務強化をしなければ売られるし、財務強化で公募をすれば売られるといったジレンマの中で見切り売りもかさんだものと思います。
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