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» 2009年11月11日 09時13分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:大幅高の反動もあり上げ一服だが、低金利継続で底堅い (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10246.97△20.03

<NASDAQ>2151.08▼2.98

<為替:NY終値>89.82-89.88

大幅高の反動もあり上げ一服だが、低金利継続で底堅い

 前日の大幅高の反動から売り先行となりました。目先筋の利益確定売りに加え、金融保証会社が赤字決算を発表したこともあり、金融不安とまではいかないものの、手仕舞い売りを急ぐ向きもあったようです。ただ、超低金利政策が継続されるということで底堅く、底堅さを確認すると売りも引っ込むというような状況でダウ平均は堅調となりました。さすがに連続して指数を押し上げるような材料もなく、利益を確保しながらの動きではあるのですが、再びセンチメントは上向き、先高期待も強いようです。

 楽観的な見方がまた増えているようです。そうは言ってもさすがに一気に買い上がるということもなく、買戻し一巡後は利益確定売りが先行している感じでしたが先高期待、景気回復が近いという期待も根強く、業績に底入れ感が出ているような銘柄にはしっかりと買いも入って来るようです。今後は年末商戦などを気にしながらの動きとなるのでしょうが、出口戦略=金利上昇の懸念などが生じない限りは楽観的な見方が続き、底堅い堅調な展開が続くものと思います。

 個別には前日引け後に発表した2009年7−9月期決算で黒字であった4−6月期から一転赤字になったとしてMBIA(金融保証会社=モノライン)が大幅下落となりました。英バークレイズのADR(米預託証券)は予想通りの決算であったのですが、材料出尽くし感から売られ、英HSBCのADRは決算発表が予想以上ということで堅調となり、明暗を分けました。住宅建設大手のビーザー・ホームズUSAは2009年7−9月期の決算が黒字に転換したとして買われ、大幅高となりました。ダウ採用銘柄の中ではキャタピラーやデュポン、ボーイングなどは前日の大幅高の反動から売られ、インテルやIBMなどは高いなど方向感なく高安まちまちとなりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国市場が大幅高となったことから買い先行で始まり、大幅高となる場面もあったのですが、相変わらず持高調整と見られる売りもあって上値が重く、上値の重さが確認されると見切り売りや戻り売りに押されて上げ幅を縮小、堅調ではあるのですが、上値の重い展開となりました。日経平均も10000円の節目を意識して買い戻しだけでは節目を抜け切れないということだと思います。

 米国市場は大幅上昇の後ということで、上げ一服、小動きとなりましたが、全体としては底堅い堅調な雰囲気です。日本市場でも業績回復が鮮明とはなっているのですが、相変わらず持高調整の売りが多く、先行きの不透明感が強いことで買い切れないと言うことでしょう。本日は機械受注の発表が寄り付き前にあり、その数字次第ということなのでしょうが、買戻し一巡と見られれば再び下値を試すようなことになるのでしょう。持高調整の売りがどこまで出るのかなどが気になるところではありますが、業績の回復している銘柄には押し目買いも入るものと思います。全般に底堅いながらも上値が重いような状況で指数は方向感のないことになりそうです。

 日経平均は10000円の節目を抜け切れませんでした。ますます10000円の水準が重くなりそうですが、逆に10000円水準までは戻るということで、下値を売る動きも少なくなりそうです。あくまでも目先的な需給に振らされるような展開が続くものと思われ、指数は方向感のない展開が続くものと思われます。10000円水準が上値、9700円前後が下値というレンジでの動きとなりそうです。個別に業績回復が見えて来たものなどを物色することになるのでしょう。

本日の注目点

◇9月の機械受注(内閣府)

◇10月の中国消費者物価

◇10月の中国工業生産

◇決算・1−9月期:アサツーディ・ケイ(9747)

◇決算・4−9月期:ディスコ(6146)、千代田化工建設(6366)、タカラトミー(7867)、ゼンショー(7550)

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