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» 2009年11月09日 16時15分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:相変わらず米国市場や為替動向などに反応は鈍く小動き (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9808.99円 △19.64円
売買高 16億0947万株
日経平均先物 9800円 △20円
売買代金 1兆1347億円
TOPIX 870.67 ▼3.34
値上がり銘柄 516銘柄
東証マザーズ指数 422.12 ▼1.34
値下がり銘柄 1045銘柄
日経ジャスダック平均 1191.87円 ▼8.27円
変わらず 127銘柄
騰落レシオ 82.74% △2.39%

日経平均

相変わらず米国市場や為替動向などに反応は鈍く小動き

 先週末の米国市場が堅調となったのですが、為替が円高に振れたことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたこともあって、売り先行となりました。それでも、業績回復を示す決算を発表する企業が多いことや持高調整の買戻しも見られることなどから底堅く、寄り付きの売りが一巡した後、底堅さが確認されると買戻しを急ぐような動きもあって堅調となりました。積極的に買い上がる材料があるわけでもなく上値も限定的なのですが、強含みの堅調な展開となりました。

 後場に入るといつものことながら、方向感のない狭い範囲での動きとはなりましたが、寄り付きから買い先行となったこともあり、堅調な展開が続きました。円高一服感があることや値動きの良さに目先筋が追随する格好で上げ幅を広げるものもあり、堅調な地合いが続きました。ただ、持高調整の売りもまだ続いており、同じ業種のなかでも特に材料のない中で高安まちまちとなるなど、物色対象を見極めきれないというような感じでした。相場全体の先行きが見通せないことから売り買い共に積極的な動きにはならず、債券市場が軟調=金利が上昇となっていることも買い気をそぐ要因となっているものと思います。

 小型銘柄は軟調なものが目立ちました。決算動向に反応する動きに加え、先行き不透明感からの見切り売りもかさんで売りが優勢となったものと思います。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って軟調となりました。先物も散発的にまとまった売り買いは見られるものの、方向感を持って買戻し、あるいはヘッジ売りが出ているというよりは依然として目先筋の売り買いが中心となっているようです。先行きの不透明感が積極的な売り買いを手控えさせて、方向感のない展開となっているものと思います。

 週が変わっても相場は何も変わりません。「今週から」、「今週になったら」などという動きは皆無で、政策の先行き不透明感が強いことで、方向感のない展開が続いているものと思います。ヘッジファンドなどファンドの決算が今月であり、また年金など12月に決算を控えていることに加え、先が見えないことから手仕舞いの売り買いを急ぐ動きとなっているものと思います。昨年のように持ち高が偏っているわけでもないので、その日その日では方向感が出し難いものと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 安値圏で方向感のない小動きとなって底値を固める動きとなっています。遅行線が日々線と絡むところであり、そろそろ大きな動きもありそうです。RSIはまだ下落余地もあるのですが、ストキャスティックスは底値圏にあり、戻りを試す展開となることが期待されます。

TOPIX

NYダウ

 日経平均とは違う動きとなって、下値を試す展開が続いています。10月安値を意識して底堅くはあるのですが、RSIもまだ下落余地があり、もう少し下値を探る動きが続くものと思います。遅行線が日々線の10月安値の日柄にあたっており、遅行線と日々線の底値の日柄が一致する形(「底−底」一致)で反発となって来るのではないかと思います。

円相場

NYダウ

 引き続き基準線にサポートされて雲に上値を押さえられています。遅行線も日々線にサポートされて底堅いのですが、遅行線が絡む日々線が下落くしているところであり、また、RSIもストキャスティックスも下落余地もあり、いったん下値を試す動きとなるのかもしれません。ただ、もう一段下落、10月の安値を意識するところでは底堅く、反発となって来るものと思います。

銘柄ピックアップ

決算に反応する動きはあるが、個別材料への反応は鈍い

NTTドコモ(9437) 130800 △2100

 安値圏で乱高下となりました。朝方は持高調整の売りが引き続きかさんで年初来安値更新となる場面もあったのですが、前場の取引終了後に自社株式の取得枠を設定、需給好転、株式価値の向上を評価した買いが入り堅調となりました。

応化工(4186) 1721 ▼30

 値動きの荒い展開が続いていますが、先週木曜日の引け後に決算を発表、2009年4−9月期は業績悪化となったものの、2010年3月期通期業績見通しを上方修正しました。ただ、好感する動きとはならず、大手証券が投資判断を引き下げたこともあり、軟調となりました。

国際帝石(1605) 784000 ▼8000

 先週末6日の引け後に2010年3月期の連結営業損益が黒字になる見通しと発表され、好感する買いが入って堅調となる場面もあったのですが、持高調整の売りや原油価格の上昇が一服となっていることから売りがかさんで軟調となりました。

NEC(6701) 267 ▼6

 電気自動車用リチウムイオン電池の電極の生産の能力を大幅に増強すると新聞で報じられ、買い先行となったのですが、先週末の大幅上昇の反動や利益確定売りがかさんで軟調となりました。好材料に反応し切れず、目先の需給に振らされている今の相場を象徴するような展開でした。

クボタ(6326) 766 △57

 先週末の引け後に2010年3月期の連結純利益が従来予想を上回る見通しと発表、素直に好感する買いや持高調整の買戻しが入り大幅高となりました。値動きの良さから買いが入って株価を押し上げた面もありそうです。

丸一管(5463) 1629 ▼6

 後場に入って上昇に転じました。前場の引け後に2010年3月期の業績を発表。最終損益は従来予想よい黒字縮小となるものの、営業利益が上方修正となったことが好感されて堅調となる場面もありましたが、地合いの悪さもあって買戻し一巡後は上値の重い展開となりました。

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