不況で給料やボーナスは減少傾向にあるが、住宅購入を検討する人も少なくない。住宅を購入した人や購入する予定のある人は、どのようなことを考えているのだろうか。
家作りのポータルサイト、マイホーム大学を運営するナックの調査によると、5年以内に住宅を購入した人と3年以内に住宅を購入する予定の人に「住宅購入(購入予定)理由」を尋ねたところ、トップは「家賃がもったいないため」で52.2%だった。以下、「金利が低いから」(21.2%)、「ローン減税が適応中なため」(18.4%)、「住まいの老朽化のため」(15.4%)、「税金が上がる前に」(13.7%)、「子どもの小学校進学」(13.5%)、「資産形成のため」(13.4%)、「子どもの誕生」(11.8%)、「不動産価格が下落しているため」(11.0%)が続いた。
「家賃がもったいないから」と回答した比率は世帯年収が低くなるほど高くなる傾向にあった(1000万円以上32.2%、700万円〜1000万円未満44.7%、500万円〜700万円未満59.5%、500万円未満56.7%)。
「住宅購入時の不安点」を聞くと、最も多かったのは「手抜き工事がないか」で80.8%だった。以下、「予算内におさまるか」(72.4%)、「アフターサービスがしっかりしているか」(63.8%)、「会社が信頼できるかどうか」(55.6%)、「自分たちの要望を理解してもらえるか」(54.4%)、「依頼先が倒産しないか」(52.6%)が続いた。「特に不安はない」と回答した比率はわずか3.8%で、ほとんどの人は何らかの不安を抱えているようだ。
インターネットによる調査で、対象は5年以内に住宅を購入した20歳〜49歳の男女500人と3年以内に住宅を購入したいという20歳〜49歳の男女500人。調査期間は7月16日〜17日、および25日〜26日。
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