− | − | − |
---|---|---|
日経平均 | 9717.44円 | ▼126.87円 |
売買高 | 19億3671万株 | − |
日経平均先物 | 9700円 | ▼120円 |
売買代金 | 1兆2230億円 | − |
TOPIX | 874.96 | ▼6.31 |
値上がり銘柄 | 437銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 430.18 | ▼3.71 |
値下がり銘柄 | 1110銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1202.85 円 | ▼6.35円 |
変わらず | 139銘柄 | − |
騰落レシオ | 85.02% | ▼2.51% |
外部環境の好転、業績の回復にも関わらず目先の需給に振らされて大幅安
米国市場は底堅い堅調な展開となり、商品市況も堅調、為替も円安となったのですが、売り先行の始まりとなりました。シカゴ市場(CME)の日経平均先物も堅調、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も株数ベースでは売り越しでしたが、金額ベースでは買い越しと伝えられたにも関わらず、寄り付きの売りが一巡した後も戻りの鈍さを確認すると改めて売り直されるといった状況で大幅下落となりました。金価格が上昇となったにもかかわらず非鉄株が軒並み安くなり、業績の回復が鮮明になった自動車株も軟調となるものが多くなりました。銀行株などは買い戻しが入り堅調となったのですが、指数を押し上げることもなく安値圏でのもみ合いが続きました。
後場も前場の安値を下回って始まったあと安値圏で小動きとなりました。寄り付きからの売りが一巡した後は目先筋の買戻しもあって底堅さも見られましたが、上値を買い上がるような積極的な買いは全く見られず指数は小動きとなりました。好決算を発表した銘柄が買い戻しから買われましたが、物色が広がることもなく、買い手控え気分の強い先の見え難い相場展開となっていました。引けを意識する時間帯になっても買戻しを急ぐでもなかったのですが、最後はさすがに買戻しも入り下げ幅を縮小しましたが、大幅安の引けとなりました。外部環境よりも目先の需給に振らされる展開となりました。
小型銘柄も軟調なものが目立ち、値動きの悪さを嫌気した見切り売りなども広範囲に見られました。東証マザーズ指数、二部株指数や日経ジャスダック平均は揃って大幅安とまではいかないものの軟調となりました。先物も朝方からまとまった売りが断続的に続き、後場の寄り付きのように売り急ぐような場面もあって、指数を下押す要因の一つとなっていました。目先筋の買戻しも見られましたが、買い急ぐ動きにはならず、少し戻るとすぐに売られるというような展開となりました。
昨年の今頃と同じ様にファンドと見られるまとまった持高調整の売りが出ているようです。大きく売られていた銀行株などは逆に買戻しが見られ、堅調となりましたが、業績回復が期待されて買われていたようなハイテク銘柄や自動車株などは軟調なもの、上値の重いものが目立ちました。こうした持高調整の売りが何処まで続くのかというところですが、米雇用統計の発表が終わり、決算発表も一段落となる来週からは売りも一段落となって来るのかもしれません。ただ、11月いっぱいは何だかんだとこうした持高調整の売りに上値を押さえられることになるのかもしれません。
遅行線も雲に上値を押さえられた格好となりました。10月安値水準を窺う展開となっていますが、ストキャスティックスに続きRSIもそろそろ底値圏になるところであり、遅行線も日々線の底値の日柄に応答してくるところであり、「底−底」一致の日柄で底値を確認することになるのかもしれません。日々線も雲のねじれの日柄にあたり、大いに反発が期待されるところです。
日経平均よりも先に下落していた分、底堅くなって来ました。RSIはまだ下落余地もあるのですが、ストキャスティックスは底値圏にあり、日経平均と同様に遅行線が日々線の底値と「底−底」一致となり、日々線が雲のねじれで底入れというパターンが期待されます。
基準線にサポートされて雲に上値を押さえられています。遅行線が日々線にサポートされて反発となっており、引き続き底堅さが見られるものと思います。ただ、まだRSIやストキャスティックスは下げ足りず雲に上値を押さえられて下値を確認する動きが続くものと思います。
決算発表には反応するもの持高調整の売りに押される
大幅下落となりました。本日からパナソニック(6752)が同社に対してTOB(株式公開買い付け)を開始すると発表。買い付け価格が従来からの131円のため、サヤ寄せするように大きく売られました。
昨日の大引け後に2010年3月期の連結営業利益が従来予想の大幅赤字から一転して大幅黒字になると発表、買い気配から始まり、一時大幅高となったのですが、地合いの悪さや下期の慎重な見通しが嫌気されて上げ幅縮小となりました。
海外市場で金先物価格が一時最高値を更新したことから買い先行で始まりましたが、利益確定売りや持高調整の売りに押され、最後は軟調となりました。売り急がなければならない理由もなさそうなのですが、持高調整の売りがかさんだものと思います。
高速道路の割引に対抗して年末年始に最大5割引となる往復乗車券を発売すると報じられたことが好感されて堅調となりました。持高調整の買戻しで押し上げられた面も大きいと思います。
昨日の引け後に2010年3月期通期連結業績の上方修正を発表、素直に好感されて大幅高となりました。ただ、持高調整の売りが多く、最後は上げ幅を縮小、小幅高での引けとなりました。
海外市場で原油価格が上昇していたことや昨日の引け後に発表された決算で今期(2010年3月期)減益幅が縮小する見通しとされたことが好感されて大幅高となりました。インドネシアのガス田の権益を現地企業に譲渡、投資負担の軽減と大規模事業の実現性が高まったことを好感したこともあるものと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング