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日経平均 | 9802.95円 | ▼231.79円 |
売買高 | 18億1159万株 | − |
日経平均先物 | 9830円 | ▼180円 |
売買代金 | 1兆2919億円 | − |
TOPIX | 880.54 | ▼14.13 |
値上がり銘柄 | 473銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 435.34 | ▼2.73 |
値下がり銘柄 | 1087銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1207.67円 | ▼9.27円 |
変わらず | 122銘柄 | − |
騰落レシオ | 84.88% | △2.78% |
米国株安や円高を嫌気して大幅下落
先週末の米国市場が信用収縮懸念から大幅下落、為替も大きく円高に振れたことから、売り先行となりました。シカゴ市場(CME)の日経平均先物が大きく日本市場での終値水準を下回っていたこともあり、先物を筆頭に売り気配から始まるものも多く、寄り付きから大幅安となりました。それでも、寄り付きからの売りが一巡した後は外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたことや業績回復が確認されたような銘柄は押し目買いも入って底堅く、指数も大幅安ながらもパニック的に売られるようなことはありませんでした。
後場に入ると戻り歩調となりましたがさすがに飛び石連休とあって積極的に買い上がる動きはなく、指数は小動きとなりました。昼の間に業績の上方修正などを発表するものも見られましたが、底堅さは見られるものの大きく切り返すまではいかないものが多く見られました。朝から規制緩和が取りざたされて消費者金融株が高いのですが、朝方、米ノンバンクの破綻が伝えられたこともあり、銀行株などには波及するようなことにはならず、全般の買い気の乏しさを示す結果となりました。電力株や食品株の一角がディフェンシブ銘柄として買われ、小売り株の一角にも堅調なもどが見られましたが、あくまでも散発的な動きで、指数を押し上げるところまでは行きませんでした。
小型銘柄もインターネット関連銘柄などに高いものも見られましたが軟調なものが多く、東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均、二部株指数と揃って軟調となりました。先物は飛び石連休ということもあり、寄り付きに持高調整のまとまった売り買いが見られたものの、総じて閑散とした展開となり、指数を大きく動かすようなこともありませんでした。指数が戻り歩調となっても買戻しを急ぐ動きも限定的となっており、どちらかと言うとヘッジ売りなどで上値を押さえる場面が多かったのではないかと思われます。
買い気の乏しい中で米国市場が大きく下落となり、大幅安となりましたが、シカゴ市場の終わりなどと比べると、為替が大きく円高に振れた割りには底堅い雰囲気です。9800円から900円と言う水準も節目となっており、業績回復が確認される中では節目を大きく下回るところまで売り叩き難いということなのでしょう。一方で、政策面からの株式市場に有利な支援策は期待できず、戻りも限られてしまいそうです。為替が円安に振れるとか、政策がらみで好材料が出てくることがなければ、今度は9900円から10000円あたりの上値の重さを確認するような調整となってしまう可能性も出てくるかもしれません。
基準線に上値を押さえられて一気に雲を割り込みましたが、雲を割り込んだところでは底堅さも見られます。遅行線も雲にサポートされた形となっており、雲を割り込んだことで調整は否めないのでしょうが、RSIは下落余地があるもののストキャスティックスは底値圏からの反発を示唆していることでもあり、日々線が雲に上値を押さえられて下値を確かめながらも雲の上昇に合わせて強含みの推移となるのかもしれません。
基準線や転換線に上値を押さえられて再び下値を探る展開となって来ました。ストキャスティックスは底値圏からの反発かと思われましたが、再び下値を探る動きとなりました。RSIには下落余地もありのですが、10月初めの安値水準を意識するところでは底堅さも見られるものと思います。
遅行線が日々線に沿って下落しています。日々線も雲に上値を押さえられながらも下落の止まった基準線にサポートされて、底堅さも見られます。遅行線が絡む日々線がまだ下落を続けており、引き続き遅行線が日々線に絡みながら、RSIやストキャスティックスが安値圏になるまで調整が続くものと思います。日々線が基準線にサポートされて、いったんは底堅さも見られるのでしょうが、日々線が雲に上値を押さえられながら調整が続くものと思います。
米国株安を受けて軟調だが、決算発表には素直な反応
昨日のテレビ番組で厚生労働相がタバコ税の増税について「欧州並みの金額にする必要がある」と述べたことで、値上げによってタバコ離れが加速されて収益悪化に繋がるとし売られ、軟調となりました。
先週末の引け後に2010年3月期の通期連結業績予想を上方修正、素直に好感する買いが入り大幅高となりました。受注好調に加え、人件費等のコスト削減効果が表れて、上方修正となりました。
仏プジョーシトロエングループ(PSA)にハイブリッド車(HV)向けにニッケル水素電池を供給すると新聞で報じられて買われ、堅調となりましたが上値の重さを嫌気する売りに押され、前日比変わらずで引けました。パナソニック(6752)によるTOB(株式公開買い付け)が決定したと伝えられたこともいったんは買い要因となったものと思います。
寄り付きから売り先行で始まり、一時大幅安となりました。昼の時間帯に2010年3月期の連結純利益を下方修正しましたが、特別損失の計上での下方修正であり、営業利益と経常利益は従来予想を据え置いたことから下げ渋りとなりました。
1日付の新聞で政府が消費者金融など貸金業向けに強化してきた規制を緩和する方向、と報じられたことから規制強化で業績が悪化していた消費者金融にとっては朗報として好感され、ストップ高となりました。同業のアイフル(8515)は事業再生ADRを活用すを検討、またロプロ(8577)は会社更生法を申請し売買停止となったのですが、両者は特に問題視されずストップ高となりました。
米国での信用収縮懸念に加え、外資系証券が投資判断と目標株価を引き下げたことから大幅安となりました。マンション事業、ビル事業共に業績の底入れ感は見られるのですが、回復が芳しくないことで、と引き下げとなったようです。
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