激安ジーンズ続々 プロの評価は?
相次いで発売されている1000円以下の“激安ジーンズ”。今年3月のジーユー(990円)を皮切りに現在までに6社が展開中だ。各社の激安ジーンズを主婦向け雑誌「Mart」編集長の大給近憲さんと、流通ジャーナリストの金子哲雄さんに比較・採点してもらった。
相次いで発売されている1000円以下の“激安ジーンズ”。今年3月のジーユー(990円)を皮切りに現在までに6社が展開中(29日現在)だ。しかし、どれが自分に合うのか。各社の激安ジーンズを主婦向け雑誌「Mart」(光文社)編集長の大給近憲(おぎゅう・ちかのり)さんと、流通ジャーナリストの金子哲雄さんに比較・採点してもらった。(小川真由美)
欠品や雰囲気重視
大給さんがトップに挙げるのはジーユー。「多色展開や凝ったステッチを入れるなど個性を強調しているのはここだけ。どこで買ったかを堂々と他人に話せる」。シルエットにスキニーを用意し、秋冬のブーツスタイルに合わせやすい点も評価した。
2位の西友は値段に幅を持たせたうえ、先行の1470円のジーンズを残した点を評価。「850円の次に安いのが1470円で価格の幅が小さい。手ごろなデニムに対する本気度を感じる」と話す。しかし、シルエットにスキニーがなく、また下が70センチ以上と長めなのが難点と指摘。その点、3位のダイエーはまた下64センチから用意し、小柄な人でも楽しめる点とステッチが生地になじんだ印象だったことでデザインについては「満足」とした。
大給さんは欠品と売り場の雰囲気も重視する。「買いに行ったが品物がなく、補充の時期が不明なのはNG。売り場で値段だけを強調し、『安ければいい』では主婦は幻滅する。衣料品は女性目線で買う商品。2位以下は売り場にひと工夫がほしい」と厳しい。
しばらくは安値か
流通ジャーナリストの金子さんの最高点はイオン。男性向けでウエストとまた下、シルエットで126通りの品ぞろえと、880円の価格を実現させるために生地を独自開発した点を支持した。「おなか周りが気になる男性でもジャストサイズではける。イオンが最もリアルに日本人の体形を追求している」。一方、ジーユーは男性でまた下が76、83センチと長めのため、裾上げ(300円)が必要な人も多そうな点で、価格の評価は「改善の余地あり」。
ザ・プライスはジーユーから2カ月遅れで、スーパーとして初めて1000円以下を打ち出した点や、生地の色合いやシルエットなどバランスの良さで3位。ドン・キホーテの価格については「後発組でややインパクトに欠けた。『激安の殿堂』ならばもっと安くてもいい」。
金子さんは激安ジーンズが注目される背景について、「ジーンズは老若男女がはく服。世界中に工場があるので安くできて世間へのアピールもできる。しばらくは500円以下のジーンズや、300円Tシャツとか、服の値段はもっと下がる」と予測する。
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