コラム
» 2009年10月30日 08時00分 UPDATE

「ゆかた美人コンテスト」で優勝する方法とは?

日本の各地で毎年、計100回以上も行われている「ゆかた美人コンテスト」。54冠の実績を持つ“ミスコンの女王”白石さおりさんが、こうしたイベントを勝ち抜くためのヒミツを教えてくれた。

[小野寺洋,INSIGHT NOW!]
INSIGHT NOW!

著者プロフィール:小野寺洋(おのでら・ひろし)

1973年佐賀県生まれ、佐賀大学理工学部卒。大学卒業後、出版社に入社。2005年から株式会社JIMOSで自社通販ノウハウを元にしたダイレクトマーケティング支援事業を行う。


 以前、世田谷で行われた「ゆかた美人コンテスト」を観戦しました。約90分のこのイベントでは、事前の書類審査で選ばれた15人の候補が争うことになりました。

 高校生、大学生、OL、モデルなど、17歳から36歳までが色とりどりのゆかたで百花繚乱。いい目の保養になりました……という話はさておき、その会場に通称「ミスコンの女王」と呼ばれ、事実54冠の実績を持ち、その記録をギネスにも申請中という白石さおりさんがゲスト審査員として招かれていました。

すぐに役立つミスコン攻略テクニック!?

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 候補15人の紹介と各人のプレゼンテーション(自己アピール)が終了した後、コンテストは20分間の審査へ。この時間を利用して、白石さんのフリートークが行われたのですが、そこでミスコンの「プロ」から貴重なアドバイスが! そのアドバイスからは、アタリマエなんだけれども「なるほど!」と思わせる“匠の技”を感じました。白石さんが語った内容は次の通り。

白石:みなさん、ミスコンで「勝つ秘訣」って何だと思いますか? ミスコンでは、単に顔立ちがキレイとかそういうことではなく、そのミスコンの「目的」に合っているかどうかが最も大切なんです。

(ん? 目的? ミスコンの目的って何だっけ? そう私が思った瞬間、白石さんはこう続けた)

白石:今日のような「ゆかた美人コンテスト」なら、ゆかたが似合うかどうかが最も大切です。では、そもそも「似合う」とはどういう事でしょう? ゆかたは和風イメージのものですから、例えば茶髪より黒髪の方が粋な女を演出できる可能性は高くなるでしょう。

(そうそう、思い返せばこの日、15人中5人はイマドキの「茶髪」だったなぁ……)

白石:話し方1つとっても、工夫できることがあります。例えば、はしゃいだ感じの洋風の雰囲気を与えるよりは、和風の落ち着いた感じを出す話し方の方が、ゆかた姿の印象をよりいっそう引き立てます。これは1つ1つの仕草や動作にも言えることで、元気であることはもちろん大切ですが、「目的に応じた元気さ」をアピールすることが最も重要なのです。

ナルホドなるほど! ピンときた!

 この時の「ゆかた美人コンテスト」は地元の商工会が主催。地元商工会の活性化を目的に行われたものだった。優勝者には賞金とともに、商工会が主催するイベントで、商工会のシンボルとして1年間活躍する機会が与えられる。

 とすると、コンテストの自己アピールでは、当然、地元についての話題を押さえればポイントは高いはず。ましてや、地元の活性化についての考えを述べれば、審査員の方に好印象を与えることは間違いない。そう、コンテストの「目的」を意識したコメントが大切なのだ。

 審査の結果、明治大学の女子学生が優勝。全参加者のトップバッターとして、最も緊張する中で自己アピールを行った彼女は、候補者の中で唯一、「地元の民間警備団のボランティアに参加したい」と熱く語っていたのだった。もちろん、白石さんが指摘していた外見も、「黒髪」かつ「凜(りん)とした態度」が印象的で、浴衣がとても似合っていた。

 ちなみにこの日のコンテストでは、夏の海でこんがり日焼けしていた人や、茶髪の人、おしゃべりが過ぎた人は3位までに誰も選ばれなかった。

勝負は始まる前についている!?

 さて、あなたはプレゼンテーションを行う時、「目的」を意識していますか? 目的を意識することはとても当たり前なのですが、なぜだか結構ありがちなのが「目的違い」のプレゼンテーション。

 クライアントへのプレゼンテーションは、まさにコンテストそのもの。プレゼンテーションの「目的」が明確でなくては、そもそも戦いになりません。「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」と言われるように、常に相手側の「目的」を意識して、より優位に戦いを進めたいものですね 。(小野寺洋)

 →小野寺洋氏のバックナンバー

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