− | − | − |
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日経平均 | 9891.10円 | ▼183.95円 |
売買高 | 26億4289万株 | − |
日経平均先物 | 9880円 | ▼200円 |
売買代金 | 1兆8670億円 | − |
TOPIX | 882.26 | ▼6.54 |
値上がり銘柄 | 426銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 433.10 | ▼4.60 |
値下がり銘柄 | 1162銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1208.90円 | ▼6.32円 |
変わらず | 100銘柄 | − |
騰落レシオ | 83.71% | ▼1.57% |
米国株安や円高を受けて好決算への反応も限定的で大幅安
米国株が大幅下落となったことや円高となったことを嫌気して売り先行となりました。シカゴ市場(CME)の日経平均先物が大きく下落していたこともあり、先物を筆頭に軒並み売り気配から始まり、あっさりと心理的な節目と見られる日経平均の10000円を割り込んで始まりました。寄り付きの売りが一巡した後はご他聞に漏れず小動きとなりましたが、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたこともあり、買い気の乏しい、戻りの鈍い動きとなりました。
後場には寄り付きから売り直されて、前場の安値を窺うような場面もありましたが、昼の時間帯や後場に入ってから発表された決算も比較的好調なものが多かったことなどから、買い戻しも入り戻り歩調となりました。戻りの鈍さを嫌気しては何度か売り直されるよな場面もあったのですが、市場参加者が限られたなかで、買い戻しも入り底堅さが見られました。ただ、最後まで戻りの鈍さもあり目先筋の見切り売りも続き、戻りきらずに大幅安となりました。
小型銘柄も軟調なものが目立ちました。値動きが止まると見切り売りが出るという状況で、東証マザーズ指数は大幅安、日経ジャスダック平均も二部株指数も、主力銘柄ほどではないのですが、軟調となりました。先物もまとまった売り買いが散発的に見られるものの、方向感を持った売り買いなどは見られず、指数を牽引するようなこともありませんでした。相変わらず目先筋の小掬い商いが中心で、ヘッジとしての売り買いも少なくなっているようです。
大幅下落となりましたが、続々と発表されている決算は比較的底堅い堅調な決算が多いようです。ただ、先行きへの懸念から積極的な買いが入る銘柄は少なく、また、好決算を発表して買われても長続きがしないのでしょう。それほど買われていたわけでもないのに、業績を上方修正しても売られてしまうような銘柄も見られ、それだけ余裕を持った投資家が少ないことを表しているのではないかと思います。業績の底入れ、景気の底入れとなっていると見てもいいのでしょうが、このトレンドが持続する政策が見られないことが一番の問題なのでしょう。貧困をなくす、雇用を増やすためにも景気浮揚策=企業業績の底上げが必要だということで政策の舵取りをしてもらいたいものです。
何とか雲の下限で下げ止まった格好です。まだRSIもストキャスティックスも下落余地があることから戻りも鈍いのでしょうが、この水準で底堅さを確認することになるものと思います。この水準を割り込んでも10月初めの9600円水準では下げ止まるのではないかと思います。逆に上値も基準線に押さえられてしまうのかもしれません。
5月安値水準、7月安値水準、そして今月初めの安値水準を試すような動きとなっています。RSIやストキャスティックスは下落余地もあり、まだ下値を試す動きが続くのかもしれませんが、遅行線が今月初めの安値の日柄と応答するところでは、下落も一服となって来るものと思います。
遅行線が日々線と「天−天」一致となりました。日々線も雲に上値を押さえられ、雲の下落に合わせるように一気に転換線を割り込む水準まで下落となりました。RSIには上値余地もありましたが、高値圏からの下落となり、ストキャスティックスも高値圏からの調整となっており、下値を探る動きとなるのでしょう。基準線の水準で下げ止まるのかどうかが注目されます。基準線の下落も止まっており、基準線にはサポートされるものと思います。
決算への反応も限定的
軟調な始まりとなりましたが、後場の取引時間中に2009年4−9月期決算を発表、併せて2010年3月期連結業績予想の営業利益と経常利益を上方修正、好感する買いが入って一時堅調となりました。ここのところ景気の先行き不透明感から5日続落となっていたこともあって、業績の改善を素直に評価したものと思います。
指数が大幅下落となるなかで年初来高値更新となりました。2011年3月期(来期)以降の営業利益水準の上昇を織り込む局面に入るということで国内証券が投資判断と目標株価を引き上げ、外資系証券も目標株価を引き上げたことが好感されて買われました。
昨日の引け後に2009年4−9月期決算を発表、併せて2010年3月期通期の収益予想を発表、従来予想を下方修正したことから嫌気する売りがかさみ寄り付きから売り先行となった後も買いが入らず、戻りも限定的となりました。
昨日の引け後に2009年4−9月期の連結決算を発表、純利益が前年に比べ9倍となったのですが、ファナック(6954)株の売却益で黒字になったことから、従来予想を上回っても特に好感する買いが入らず、地合いの悪さもあって軟調となりました。
2013年にも小型旅客機用エンジンの国内生産を始めると新聞で報じられましたが、反応は鈍く軟調となりました。評価する動きはあるものの地合いの悪さもあって買い急ぐ動きとならず、値動きの悪さに嫌気した売りに押されました。
昨日の引け後に主力のコンデンサーなどの販売がアジアなどで好調として、2010年3月期の業績予想の上方修正を発表したのですが、円高に振れたということもあり、特に材料視されず、出尽くし感もあって売られて軟調となりましたがさすがに最後は買戻しも入り堅調となりました。
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