調査リポート
» 2009年10月26日 13時15分 UPDATE

ちょうど真ん中はいくら? 金融資産の保有額

あなたは経済的な豊かさを実感していますか? 金融広報中央委員会の調査によると、約4割の人が「経済的な豊かさ」を実感。また心の豊かさについては、約6割の人が心の豊かさを感じているようだ。

[土肥義則,Business Media 誠]

 あなたはどのくらいの金融資産を保有していますか? 2人以上の世帯を持つ人に聞いたところ、平均金額は1124万円、中央値(データを並べたとき中央に位置する値)は500万円であることが、金融広報中央委員会の調査で分かった。このうち金融資産を保有している世帯だけで見てみると、平均値は1478万円と前年に比べ30万円減少し、中央値は800万円と同50万円増加した。

yd_money.jpg 貯蓄保有世帯のみの金融資産(出典:金融広報中央委員会)

 「貯蓄を保有していない」という人は22.2%と、ここ数年ほぼ横ばいで推移していることが明らかに。また年収別で見てみると、「1000〜1200万円未満」(6.6%)と「1200万円以上」(6.0%)という層で「貯蓄がない」のは1割にも満たなかったが、「収入はない」(43.3%)や「300万円未満」(37.4%)の層は4割ほどに達した。

 貯蓄残高が増加したという人に、その理由を聞いたところ「定期的な収入が増加したから」(33.6%)が最も多く、次いで「定期的な収入から貯蓄する割合を引き上げたから」(29.4%)が続いた。一方、貯蓄残高が減少した人にも、その理由を聞いたところ「定例的な収入が減ったので貯蓄を取り崩したから」(56.1%)が断トツ。このほか「耐久消費財(クルマ、家具、家電など)購入費用の支出があったから」(26.4%)、「子どもの教育費用、結婚費用の支出があったから」(25.3%)などの回答が続いた。また「株式、債券価格の低下により、これらの評価額が減少したから」と(19.0%)答えた人は2割近くに上昇した。

約6割の人が「心の豊かさ」を実感

 経済的な豊かさについて、実感している人はどのくらいいるのだろうか。「実感している」(3.8%)と「ある程度実感している」(32.4%)を合わせると、4割弱の人が経済的な豊かさを実感。また心の豊かさについては、約6割の人が感じているようだ。

 経済的な豊かさを実感するために、大切なことを聞いたところ「ある程度の額の年収の実現」(67.9%)が最も多く、次いで「ある程度の額の金融資産の保有」(49.3%)、「マイホームなどの実物資産の取得」(18.0%)だった。また心の豊かさについては「健康」(72.5%)がトップ、以下「経済的な豊かさ」(54.9%)、「家族とのきずな」(48.7%)、「将来の生活への安心感」(32.0%)と続いた。

yd_money1.jpg 経済的な豊かさと心の豊かさを実感するために大切なこと(出典:金融広報中央委員会)

 訪問などによる調査で、世帯主が20歳以上で2人以上の世帯を持つ4026人が回答した。調査期間は6月12日から6月25日まで。

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