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日経平均 | 10267.17円 | ▼66.22円 |
売買高 | 20億4285万株 | − |
日経平均先物 | 10270円 | ▼60円 |
売買代金 | 1兆3681億円 | − |
TOPIX | 908.60 | ▼5.10 |
値上がり銘柄 | 527銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 443.68 | ▼1.61 |
値下がり銘柄 | 1020銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1223.73円 | △0.29円 |
変わらず | 139銘柄 | − |
騰落レシオ | 84.49% | △1.51% |
節目での買戻しで下げ幅縮小となるも「日本売り」の様相で一時大幅下落
米国市場が軟調となったことなどから売り先行となりました。業績の回復を示す企業も多く見られ、為替も円安に振れたこともあり、底堅さも見られたのですが、寄り付きの売りが一巡した後も持高調整と見られる売りが続き軟調となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベースも)若干買い越しと伝えられたのですが買い材料とはならず、相変わらず買い気に乏しい中で見切り売りもかさんだものと思われます。
後場に入ると一段安となりました。中国のGDP(国内総生産)が予想を下回ったことを売り要因とする向きもありましが、特にその材料で売られたというよりは「日本売り」と言うような日本に対する持ち高を減らすような動きがあったのではないかと思います。債券も円も売られ「トリプル安」となったことを見ると政策の振れ、日本郵政や日米関係の問題などを嫌気した売りが出ているのではないかと思われます。下値の節目と見られる10100円台半ばの水準で底堅さが見られると先物にまとまった買いが入り戻り歩調となりましたが、あくまでも目先筋の買戻しに過ぎず戻りも限定的となりました。
小型銘柄も軟調なものが多かったのですが、主力銘柄のような持高調整の売りも少なく底堅い展開となりました。東証マザーズ指数は軟調となりましたが、二部株指数、日経ジャスダック平均は横ばいとなりました。先物は朝方はまとまった買いが見られ指数を下押す要因となり、後場はまとまった買いが入り下げ幅縮小となる要因となりました。ただ、追随す売る動きも少なく売り買いの影響も限定的となっていました。
「トリプル安」となったことで、さすがに危機感からか、買い向かう動きも見られました。ただ、政策の方向性が見えないことで素直に業績の回復に反応できない動きとなっているようです。決算発表がこれから本格化しますが、新聞の観測記事に見られるように業績の回復は鮮明になっています。ただ、このトレンドが続くのかどうかが問題であり、政策の方向性が見えないとトレンドが続くとは確信出来ず、日本郵政の人事に見られるような民意を無視した方向になると予算凍結や景気刺激策の終了などを懸念する動きから足元の業績回復に関わらず、「日本売り」が続いてしまうかもしれません。
基準線を意識するところでは底堅さも見られましたが遅行線が日々線に押される形で軟調となりました。RSIは上昇余地もあるのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整を示唆しており、まだ基準線のサポートを確認するような場面もありそうです。
基準線に上値を押さえられ、転換線にサポートされるような格好となりました。RSIには上昇余地もあるのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整を示唆しており、遅行線も依然として雲に上値を押さえられており、基準線の下落に合わせて調整となるものと思います。
底堅く、強含みなのですが遅行線が引き続き日々線に上値を押さえられています。ストキャスティックスは高値圏にありますが、まだRSIは上値余地もあり、遅行線が日々線に上値を押さえられながらも強含みの展開が続くものと思います。
業績動向への反応は鈍く持高調整の売りに押される
2009年4−9月期連結営業利益が従来の赤字予想から一転、黒字となるもようと新聞で報じられましたが、下期の伸び悩みへの懸念から売り先行となりました。さすがに買戻しや押し目買いも入り堅調となりましたが反応は鈍いものでした。
ホンダと同様に2009年4−9月期の連結営業利益が従来の赤字予想から黒字に転換する見込みと新聞で報じられましたが、売り先行で始まりました。後場に入ってからは買戻しもあって堅調となり、目先筋の買戻しを急ぐ動きもあって年初来高値を更新して大幅高となりました。
2010年3月期の業績上振れ期待がなくなったとして、外資系証券が投資判断と目標株価を引き下げたことで売られ、大幅安となりました。
同社の子会社がカナダのオンタリオ州政府から健康被害に関する訴訟を提起されたと発表したことが嫌気されて売られ、大幅安となりました。ディフェンシブ銘柄に持高調整の売りが出ていたことも下げを加速させました。
昨日の引け後に2009年4−9月期の連結純利益が従来の赤字予想から黒字になる見込みと発表、好感した買いが入りました。建設株に持高調整の買戻しがあったことも上昇要因となったものと思います。
昨日の引け後に発表された2009年4−9月期決算で、新型インフルエンザの流行で関連医薬品の需要が増えたことで売上高や最終利益などが上振れとなったことが好感されて買われ、大幅高となりました。
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