次世代のエコカーとスポーツカーに注目――東京モーターショー2009

» 2009年10月21日 20時04分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 2年に1度のクルマの祭典「第41回東京モーターショー」が10月21日、一般公開に先立ち、報道陣に公開された。「クルマを楽しむ、地球と楽しむ。」をテーマに、各社は電気自動車(EV)やハイブリッドカーのほか、走りの楽しさを追求したスポーツカーなどを披露。一般公開は10月24日から11月4日までで、期間中、100万人の来場者を見込んでいる。入場料は一般1300円、高校生600円。これまで小学生までが無料だったが、今回は中学生も無料にする。場所は千葉県の幕張メッセ。

第41回東京モーターショー会場

 東京モーターショーは米国のデトロイト、ドイツのフランクフルトと並ぶ世界3大モーターショーの1つ。だが金融危機の影響を受け、米国のビック3(ゼネラル・モーターズ、フォード、クライスラー)や欧州の主要メーカーが相次いで参加を取り止めた。参加社数は前回の241社から109社に減少し、海外の自動車メーカーは2社(英国のロータスとドイツのアルピナ)のみとなった。

 出展台数はクルマ、バイクを合わせて270台。そのうち39台は世界初公開となる。次世代のエコカーに注目が集まる一方、トヨタとスバルが共同開発した後輪駆動の「FT-86コンセプト」やレクサスの「LF-A」、ホンダの「CR-Z」など、スポーツカーの“未来車”も登場した。

トヨタブースで展示されている「FT-86コンセプト」

 なお今年は、日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY、参照リンク)が始まって30周年。会場の「日本カー・オブ・ザ・イヤー30周年記念ブース」には、歴代の受賞車が展示されている。

COTY30周年記念ブース

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