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日経平均 | 10333.39円 | ▼3.45円 |
売買高 | 17億9065万株 | − |
日経平均先物 | 10330円 | − |
売買代金 | 1兆2380億円 | − |
TOPIX | 913.70 | △0.25 |
値上がり銘柄 | 755銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 445.29 | △4.38 |
値下がり銘柄 | 769銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1223.44円 | △0.01円 |
変わらず | 165銘柄 | − |
騰落レシオ | 82.98% | ▼5.16% |
米国株安を受けて軟調だが、業績が回復している銘柄も多く底堅い展開
米国市場が軟調となったことや昨日の反動から軟調な始まりとなりました。それでも決算発表を控えて業績の回復が取りざたされる企業も多く、持高調整の売り買いが一巡したこともあって売り叩く動きはほとんどなく底堅い展開となりました。為替が90円台で落ち着いていることや外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたこと、商品市況が底堅い堅調な展開が続いていることなどもあって売り急ぐ動きはありませんでした。ただ、買戻しが一巡したことで金融株や不動産株、ハイテク銘柄の一角などが安く、指数の上値を押さえ、指数は小動きとなりました。
いつものことですが、後場に入ると一段と値動きがなくなり、方向感のない展開が続きました。先物にもまとまった売り買いはほとんど見られず、為替もほとんど変化はなく、持高調整の売り買いが多少見られたものの大きくどちらかに持ち高を傾けるような動きもなく、相変わらず市場参加者の少ない展開となりました。目先筋の売買は低位銘柄などに見られ、売買高は特に少ない感じもないのですが、売買高以上に活気のな展開となりました。日本郵便の次期社長として元官僚が上げられたことも民営化に逆行する流れとして嫌気された面もあるものと思います。
小型銘柄もまちまちとなり方向感のない展開です。東証マザーズ指数は小幅高となりましたが、二部株指数や日経ジャスダック平均は軟調となりました。先物はまとまった売り買いもほとんどなく値動きがないことで売り買いが手控えられ、売り買いが手控えられてますます値動きがなくなるということのようです。決算発表を前に先高期待もあるのですが、政策の方向性が見えないことから仕掛け的な売り買いも手掛け難いということなのでしょう。
昨日に続き非常に狭い値幅での動きとなりました。業績がしっかりと回復しているとされ、業績の上振れも見られるのですが、この流れが続くのかどうか、新政権の政策で腰を折られてしまうのではないかとの懸念が根強く、じっくりと買い上がれず目先の動きに終始してしまうということなのでしょう。そうは言っても世界的な景気回復の流れははっきりとしており、そこでしっかりと政策にも関係なく業績を上げられる企業も多いのですから、しっかりと業績が回復している銘柄などを物色する動きは続くものと思います。
底堅い堅調な展開で節目を抜けて戻りを試す展開となっているものと見てもいいと思います。ただ、遅行線が日々線に上値を押さえられており、戻りも限定的となりそうです。RSIは上昇余地もあるのですが、ストキャスティックスは高値圏にあり、遅行線が日々線と「天−天」一致となる形で、明日、明後日にもいったん戻り高値をつけ、下値の節目を確認するような調整となるのかもしれません。
引き続き遅行線が雲に押さえられ、日々線は基準線に押さえられて上値が重くなっています。RSIには上昇余地はあるのですが、ストキャスティックスは高値圏にあり、遅行線がしっかりと雲の中での動きにならないと上値の重さを嫌気した売りに押されて、転換線までの調整となるかもしれません。
日々線は基準線がサポートとなって底堅く、遅行線が日々線に上値を押さえられています。ストキャスティックスは高値圏にあるのですが、RSIは上値余地があり、上値も重いのでしょうが、強含みの展開が続くのではないかと思います。
決算発表を前に業績に敏感に反応
昨日の大引け後に2009年4−9月期の連結業績がロボット玩具や現代版ベーゴマなどの販売が好調なことから、大幅に上方修正され、素直に好感する動きとなり、大幅高となりました。
好調な売り上げが続いていることに加え、昨日、過去最高となる172種のフリース衣料を発売したと発表、話題性もあり、新たな購入につながり、業績の更なる上振れも期待出来るとして買われ、大幅高となりました。
9月の米BBレシオ(受注に対する出荷の割合)は上昇し、半導体市況の改善を裏付ける格好となりましたが、ここまで買い戻しも交え、大きく買われていたことから、利益確定売りに押されて軟調となりました。
トヨタ(7203)のプラグインハイブリッド車向けにリチウムイオン電池を供給すると新聞で報じられ、収益拡大に対する期待が高まり、堅調となりました。
JAL(9205)の再建案で銀行団による債権放棄の減額も示されたのですが、影響が不透明ということに加え、持高調整の買戻し一巡感から売られ、軟調となりました。
11時に2009年4−9月期の連結最終損益が従来の黒字予想から赤字になったようだと発表、業績低迷を嫌気した売りに押されて大幅下落となりました。
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