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» 2009年10月19日 08時35分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:週末の手仕舞い売りや過熱感などを受けて、軟調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>9,995.91 ▼67.03

<NASDAQ>2,156.80 ▼16.49

<為替:NY終値>90.9-90.96

芳しくない決算や週末の手仕舞い売り、過熱感などを受けて軟調

 朝方発表された銀行株や電機株の決算が予想を下回ったことに加え、ここのところ好調な決算の発表を受けて堅調な地合いが続いていた反動、1万ドルに乗せたことからの達成感などから売り先行となりました。10月の消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)は前月から低下、市場予想を下回ったことに加え週末の手仕舞い売りもかさみ軟調となりました。好調な決算発表が続いていたものが、芳しくない決算発表が見られたことで売り急ぐ動きもあったものと思います。

 ダウ平均が心理的な節目と見られる1万ドルを超えたことでの達成感や目先的な過熱感もあり上げ一服となったものと思います。それでもまだまだ決算発表に反応する中で好調なものが多いとの期待感も強く、大きな流れには変化はないものと思います。決算動向に一喜一憂する動きながら景気回復を織り込むように底堅い堅調な地合いが続くものと思います。引き続き懸念される個人消費や雇用に改善の兆しが見られるのかどうかなども今後の相場に影響は大きいと思います。

 個別には予想を下回る決算を発表したバンクオブアメリカとゼネラルエレクトリック(GE)は大幅下落、IBMは予想を上回る決算でしたが、一部の事業部門の不振を取りざたされて大きく売られました。前日の引け後に12四半期連続の最終赤字を発表したアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も見切売りがかさんで大幅下落となりました。一方、予想を上回る決算を発表し、複数のアナリストが目標株価を引き上げたグーグルが大幅高、同様に目標株価が引き上げられたボーイングも堅調となりました。

本日の相場

 先週末の日本市場は米国株が堅調、為替が円安に振れたことで買い先行となりましたが、節目と見られる日経平均1万200円台半ばで上値を押さえられるような展開で小動きとなりました。外国人も買い越しと伝えられたのですが、特に材料視されることもなく、週末の手仕舞いの売り買いが中心で相変わらず方向感のない展開となりました。

 週末の米国市場が軟調となったこともあり、日本市場も上値の重い展開となりそうです。節目と見られる1万200円台半ばの水準を抜け切れなかったことで、上値の重さを嫌気する動きとなっており、一気に抜けてこないとますます上値の重さを嫌気するような動きになるのでしょう。それでも、米国でも原油価格や金価格など商品市況が堅調となっており、資源株や非鉄株などを物色する動きは見られ、為替が円安となったことも輸出株などを物色する動きにつながり、底堅さも見られるものと思います。

 日経平均は1万200円台半ばで上値を押さえられており、引き続き上値の重さを確認しながら底堅さも確認することになるのでしょう。1万100円台半ばから200円台半ばが節目の水準で、この水準を中心とした動きとなるものと思います。1万100円台半ばを割り込むと1万円を割り込んで 9900円水準の節目まで下落となるのでしょうし、1万200円台半ばを抜けると1万500円から600円水準までの戻りを試すことになるものと思います。

本日の注目点

◇バーナンキ米FRB議長が講演(カリフォルニア州)

◇日銀支店長会議

◇日銀政策委・金融政策決定会合議事要旨(9月16、17日分)

◇8月の第3次産業活動指数(経産省)

◇9月の粗鋼生産速報(日本鉄鋼連盟)

◇9月の全国百貨店売上高(日本百貨店協会)

◇7−9月期決算:米アップル、テキサス・インスツルメンツ

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