30代の女性は仕事に疲れた? 結婚後の“希望”に変化

» 2009年10月15日 11時19分 公開
[Business Media 誠]

 20〜30代の未婚女性で、「男性の友人がいる」という人はどのくらいいるのだろうか。結婚情報サービス・O-net(オーネット)の調査によると、67.6%の女性が男性の友人を持っていることが明らかに。男性の友人を持つという人に、その関係を聞いたところ「メールで連絡を取り合う」(95.6%)が最も多く、次いで「恋愛対象としてみていない」(92.3%)、「時々合っておしゃべりする」(91.8%)と続いた。

男性の友人を持つ女性、その関係を聞いた(出典:オーネット)

 結婚相手を選ぶ際に重視していることを聞いたところ「性格・人柄」(98.4%)が最も多く、次いで「愛情」(96.2%)、「健康」(90.1%)、「家事・育児への協力姿勢」(87.6%)という結果に。ちなみに「収入」(75.1%)と答えた人も多かったが、収入よりも性格や愛情を重視している人が多いようだ。

 インターネットによる調査で、20歳〜39歳の結婚経験のない女性900人が回答した。調査期間は9月3日から9月4日まで。

結婚後は専業主婦や派遣就労

 「結婚後も働きたい」と考えている女性はどのくらいいるのだろうか。「派遣などで働き、家計を助けたい」(45.6%)という人が最も多く、これは10年前(1999年)の調査結果とほとんど同じ。同社が6月に実施した調査では、男性が「配偶者にはフルタイムで働いてほしい」が急増し、4割に達したのに対し、女性のフルタイム希望は1999年の39.9%から2009年は32.6%と7.3ポイントも低下。結婚後の女性の働き方に対する希望は、男女の間でズレが生じているようだ。

 1999年に「専業主婦」を希望した人は17.3%だったが、2009年には4.6ポイント上昇し21.9%。10年以上働いていると考えられる30代の女性を見てみると、フルタイム就労希望が1999年の調査時に比べ12.6%減少する一方、専業主婦や派遣就労の志向が高まっているようだ。「増える一方の仕事の責任や負荷に耐えかねている女性の姿がうかがえる」(オーネット)という。

結婚後の仕事に対する希望(出典:オーネット)

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