今の仕事を大事にしながらMBAを取る、という選択SBI大学院 在校生インタビュー

ビジネスについて学びたい、と考える人は多い。しかし仕事と両立しながら大学院に通うとなると、心配になるのが「時間」。仕事と両立しながら学びたい人にオススメなのが、オンラインの授業でMBAを取れるSBI大学院だ。

» 2009年10月15日 18時00分 公開
[PR/Business Media 誠]
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 金融危機に端を発する世界的な不況、終身雇用システムの崩壊――日本の労働環境は今、大きな転換期を迎えている。「まじめにやってさえいれば、入社から定年まで1つの会社で働ける」というかつての常識が通用しなくなり、真剣に自己投資を考える若いビジネスパーソンが増えているなか、MBA(Master of Business Administration、経営学修士)など、自分の武器となる資格を取りたいと考える人もいるだろう。

 勉強しよう、資格を取ろう――そう決心したとき、社会人向け大学院への入学を検討する人は多い。社会人学生を多く抱える大学院は、平日の夜や土日を中心の時間割を用意しており、平日昼間は働いているビジネスパーソンでも通うことができる。しかし実際に通うとなると不安になってくるのが“時間”という問題だ。平日の夜の授業に出るために、週に何回も定時で帰れるだろうか? 会社の理解を得なくてはとても無理だ。みな長時間働いているのだから、同僚や上司に迷惑をかけるわけにはいかない……。

 働きながら学校に通う場合、時間や場所の制限は大きな問題となってビジネスパーソンに降りかかる。まじめな人ほど悩みは深くなりがちだ。勉強はしたいが、今の仕事を大切にしたい、周りに迷惑をかけたくない――そんな人にぴったりなのが、オンラインで学べるビジネススクール「SBI大学院」だ。修了者には、MBAが授与される。

仕事を持つビジネスパーソンに朗報

SBI大学院では、授業をiPhoneで視聴することも可能。e-ラーニングの特徴を生かした、大きなメリットだ

 SBI大学院には、オンラインだからこそのメリットが大きく3つある。1つは場所や時間の制限を受けないこと。2つめは納得がいくまで繰り返し授業を聞けること。そしてもう1つは、e-ラーニングの特徴を生かしたレベルの高い授業を受けられる、という3点だ。

 一般的な社会人大学院では、平日の夜や土日に学校に行き、授業を受けたりテストを受けたりするが、SBI大学院の場合、この“学校に行く”というプロセスがなくなる。インターネットにつなげるPCさえあれば、いつでもどこでも授業を聴講できる。また、iPhoneやiPod touchにあらかじめ授業をダウンロードしておき、通勤途中の電車の中などで視聴することも可能だ。大学院へ通う時間が不要になる上、自分の都合の良い時間に聴講できるので、忙しいビジネスパーソンには最適な学習方法といえる。

 聞き逃したり、理解できない点があったときは、何度でも繰り返し聞けるのもe-ラーニングならではのメリットだ。自分の納得が行くまで勉強したい、という人にはありがたい。

北尾吉孝学長(左上)、藤原洋副学長(右上)、湯川抗教授(左下)、和田創氏(右下)の授業のようす。通常の授業であれば講師が黒板に板書する内容は、あらかじめスライドとして用意されている

 オンラインだと、なぜレベルの高い授業が行えるのか。富士通総研経済研究所の上級研究員であり、SBI大学院のほかにも複数の大学で教壇に立っている湯川抗教授は、一般の授業に比べ、オンラインの授業はより講師の力量が問われると話す。

 「SBI大学院の授業は、講師がカメラに向かって話したものを録画し、各自生徒がPCで見るようになっています。一般の授業なら黒板に板書する部分は、講師が事前にPowerPointなどのスライドを用意しておきます。SBIで教えるようになって自分でも分かったのですが、実は授業中というのは、講師は意外と歩き回ったり、黒板に板書したり、生徒を当てたりしている時間が長いのですね。これらの時間がないとなると、講師の側も内容を精査して準備しなくてはならない。授業の準備には時間も手間もかかります。私の場合はあらかじめ講義で話す原稿を作って、このほか60分の授業1コマに対し、平均30〜40枚のスライドを用意してから録画に臨んでいます。

 またSBIの場合、年間計画に沿って非常に計画的に授業が進みます。一般の授業だと展開によって『本当はここまでやる予定だったのに、4分の3しか終わらなかった』といったことが起こりがちですが、それがない。我々講師は大変ですが、学生にとっては時間の効率が良く、密度が高い授業を受けられる、貴重な場だと思います」

講師は年間計画を立て、それに沿って計画的に授業を進めていく(クリックすると全体を表示)

 ビジネススクールの場合、時事問題が課題として取り上げられることも多い。あらかじめ授業内容が録画されているとなると、時事問題について扱うのは難しいのではないだろうか。「授業がオンラインで行われるという以外は、一般の大学と同じです。授業を聴講するほか、学生どうしはBBSに書き込みをしたり、メーリングリストに投稿することで討論をします。時事問題などはここでフォローします。課題もほぼ毎週あるから、学生は大変だと思いますよ。私は学生から提出された課題や送られてきたメールについては、必ず24時間以内に返信するようにしています。課題には必ずコメントを付けて返していますし、フェーストゥフェースでのやりとりより、スピードが速く、充実したコミュニケーションといえます」

授業を聴講したあとに、学生と講師がディスカッションのために書き込むBBS。左が「国際金融概論」、右が「ベンチャー企業の戦略」(クリックすると全体を表示)

通信教育だから、仕事と学業を両立しやすい

中丸貴仁さん。SBI大学院でMBA取得を目指している

 中丸貴仁さんは現在、SBI大学院に在学中の32歳。MBAの取得を目指して仕事をしながら勉強している。中丸さんはマニュアルを製作する会社で営業マネージャーとして働いており、仕事と学業を両立させるためにSBI大学院を選んだという。

 「入学したのは、経営を学びたいと考えたからです。大学を選ぶに当たっては、今の仕事に影響を与えずに勉強できることが最も重要なポイントでした。営業という仕事柄、帰りが遅くなることも多いので、キャンパスに通うのは無理だろうと判断しました。自分なりにスケジュールを組めるところがいい、通信教育なら仕事と両立できると思い、SBI大学院を選びました。実は、入学に当たって会社の経営者には相談しましたが、直接の上司や同僚には話していないのです。周りに迷惑をかけたり、仕事に影響することなく勉強できていると思います。

 通信教育で学べる社会人大学院はほかにもありますが、実務的な勉強だけでなく、人間力も学べるというところに魅力を感じ、最終的にはSBI大学院を選びました。入学前には、『通信教育だと受け身になるのではないか』と少し心配していたこともあるのですが、SBI大学院では学校説明会のときに非常に丁寧に説明していただいて、不安なく入学できたのも良かったです」

 具体的に、どのようなスケジュールで勉強しているのだろうか。「土曜日に、自分が取っている講座(7コマ)をすべて見ます。1コマを見るのに1時間から1.5時間かかるので、ほぼこれで1日終わってしまいますね。日曜日は、前日見た中から理解できなかったところ、もう一度見たいところを中心に講座の見直しをします。あと日曜日や平日の夜は課題をやっていることも多いです。

 土曜日にはときどき、対面授業が開かれます。対面授業の日は学校に行くと、先生と直接お話ができます。面白いのは、Webカメラを使った遠隔システムで、遠方の学生とも話せること。山口のクラスメートと話したこともありますよ。遠方の方が上京するときは、『じゃあ、会いましょう』と学生や先生が集まって、臨時のゼミのようになることもあります」

 通信教育といっても、意外にクラスメートや先生に会えるのですね、というと中丸さんは笑ってうなずいた。「そこは本当に、学校側にすごく気を遣っていただいている部分です。e-ラーニングというと1人ぼっちで勉強しているのかなと思いがちですが、土曜日の対面授業を始め、SBI大学院ではいろいろとリアルなコミュニケーションの場が設けられているんです。

 入学してすぐに北尾(吉孝)学長を交えた懇親会があって、ここでクラスメートと直接話すことができました。教授陣は学生以上にお忙しいと思うのですが、対面授業の日には積極的に、飲み会などの場を設けてくださるので、恐縮してしまうくらいです。SBI大学院では普段、学生同士はBBSやメーリングリストなどテキストベースでやりとりをしています。顔の表情が見えない分、まったく知らない人が相手だと、細かなニュアンスが通じなかったり、言い回しがちょっときつく感じられたりといったことが、どうしても起こりやすい。でも、対面授業や懇親会などで一度顔を見て話しておくだけで全然違います。相手の人となりが分かって、やりとりがぐっとスムーズになります」

 通信教育は自分の都合に合わせてスケジュールを組みやすいとはいえ、仕事と学業を両立させるのは容易ではない。「TA(Teaching Assistant)の方々が、非常にきめ細やかにサポートしてくださるので助かっています。実は最初のころ、なかなかペースがつかめなくて体調を崩してしまったのです。土日に寝込んだ結果、生活も勉強もペースが狂ってしまいました。講座を視聴し損ねたり、小テストに間に合わなくなったりしてしまったのですが、TAの方が先生への連絡やテストの日程調整をしてくださり、ちゃんと追いつくことができました。このほかにも、仕事が忙しい時期にはお願いすれば課題の提出期限を調整してくださったり、ユーザーサポート用の掲示板でほぼリアルタイムにフォローしていただいたりと、非常にありがたいですね。時間がない社会人が通信教育で勉強を続けるためには、TAの方のフォローが非常に有効だということがよく分かりました。TAの方のきめ細やかなサポートによって、ムリ・ムダのない効率的な学習ができるのは、SBI大学院の大きな特徴だと思います」

 SBI大学院では、教授との距離も近く感じる、と中丸さんは話す。「課題を提出すれば、先生からすぐにフィードバックが返ってきます。24時間以内にメールやBBSに書き込んでくださる先生が多くて、ありがたいですね。小テストも頻繁にありますし、学生同士もBBSやメーリングリストで頻繁にやりとりしていますから、『自分一人で勉強している』という感覚は、まったくありませんよ」

今の自分と、未来の自分に役立つ授業

 授業の内容についても尋ねてみた。「MBAを取ろうというのだから当然ではあるのですが、授業の内容は大変レベルが高いです。課題図書の20冊を事前に読んでいることを前提に話が進む授業などもありますし、講座を聴いている時間以外も、かなりの時間とエネルギーを使ってものすごく頑張らなくては、とてもついて行けません。

 勉強している内容は、現在の仕事にとても役に立っています。実践的かつ実務的な内容で今すぐ役立つ授業もあれば、2〜3年後に役立つような内容のものもあります。

 自分にとって大きな成果は、働くときの意識、視点が変わったということ。例えば会計の授業です。営業はとかく『ノルマを果たしてこい』という話になりがちですが、会計を理解して(会社全体の数字から、各部署や自分が達成すべき数字をブレイクダウンして)いくと、ノルマなどなくても自分がどれくらいの結果を出さなくてはならないかが分かるようになるんですね。俯瞰的に会社を見られるようになると、今自分がするべき役割は自然と分かるようになる。『今、自分の立場でこの会社や仕事のために、何ができるだろう?』そう考えながら仕事をするようになりました。

 ここの大学院のカリキュラムで最も特徴的なのが、徳育教育というか、人間学を重視していることです。北尾学長の授業が代表的だと思いますが、『経営者は、人間としてどういう魅力を持っているかを問われる』『自分は人間としてどうあるべきか。自分を高めていかないと人はついてこない』『礼儀や徳を身につけることで人は成功できる』といった内容を、中国古典から引用しながら教えてくださいます。

 トップに立つ人間に必要なのは何か? ということを学べる場は、そうそうありません。もともと本は好きでよく読むのですが、本を読むと、生半可な知識を仕入れただけで、分かった気になってしまう。学ぶうちに、生きるための人間としての姿勢を考え直さなくてはだめだと痛感しました。人間学の講座は、受けてみて本当にびっくりしました」

本では学べないこと

 入学して約半年が経過した中丸さん。今はどのような思いで勉強しているのだろうか。

 「実は私は、過去に起業したが失敗した、という経験をしています。当時独学でうまくいかなかったけれど、経営について体系的に学び直したらどうなるのだろう、学んでみたい、という気持ちがずっとありました。『今の仕事をどうやってより良くしていくか?』という意識が常にあり、その実現のために社会人大学院という道を選んだのですが、入学当初より、むしろ今の方がその意識は強くなっているかもしれません。だから、キャリアチェンジは考えていません。

 本で独学するのと、こうして実際に大学に入って学ぶのとでは、まったく違います。先生やクラスメートなど、相手がいて、自分の考えに対するフィードバックが返ってくる。これは、本にはない大きなメリットです。

 人脈作りという点でも貴重な体験をしています。通信教育ですから、宮崎や青森、山口など日本のあちこちにクラスメートがいるんですよ(笑)。地方の不況の実態について詳しく話を聞いたり、ネットの普及状況が東京と違うことに驚いたりと、普段聞けないような話が聞ける価値は大きいですね。学生の平均年齢は30代前半くらいだと思いますが、50代の人も20代の人もいます。また職業も、会社の経営者やお医者さんなどいろいろで、多様なバックグラウンドの人たちと知り合えたことがありがたいです」

 想像していた以上に、ここで学んでいることは自分のためになっている、と中丸さんは話す。「仕事に対する意識が大きく変わりますし、これまでよりも大きな枠で自分を見直すことができるようになりました。今までの自分は小さな常識にとらわれていたな、ということに気づけました。もし『社会人大学院に行ってみようかな』と迷っているなら、試しに飛び込んでみてください。想像している以上に、力になるし、ためになりますから。独学とはまったく違う世界が待っていますよ!」

SBI大学院についての説明会を開催中

 SBI大学院大学では、2009年秋学期募集に関するガイダンスを実施しています。

  • SBI大学院大学の4つの特徴
  • 授業の受け方とe-ラーニングの特徴
  • 教員とのコミュニケーションによる学びの深め方
  • 論文審査や面接審査のポイント

などについて、質問を受けながら個別にご説明します。日時、場所は以下の通りです。

 日程:12月16日(水)19時〜20時

 場所:泉ガーデン(東京都港区六本木一丁目6番1号) SBIホールディングス内 セミナールーム20階/会議室19階

※大学卒業の資格をお持ちでない方は、別途ご連絡下さい。個別審査により、当大学院入学の門戸を開きました。

 また、SBI大学院大学では、本学教員による実践的なビジネスセミナーや他企業との共催による教養セミナーを公開講座として開催しています。詳しい日程はこちらをご参照ください。



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提供:SBI大学院大学
アイティメディア営業企画/制作:Business Media 誠 編集部/掲載内容有効期限:2009年10月28日