女性が“共感する企業”はどこ?

» 2009年10月14日 19時49分 公開
[Business Media 誠]

 女性が“共感する企業”とはどんな企業なのだろうか。自分磨きや自己実現を応援してくれる企業を挙げてもらったところ、「資生堂」(303人)がトップであることが、ハー・ストーリィの調査で分かった。主な理由として「見た目だけではない“女性の美”を探究している」(20代後半)など、女性の気持ちに寄り添う企業姿勢を挙げる人が目立った。

 2位以下には「ベネッセコーポレーション」(179人)、「DHC」(75人)、「ワコール」(56人)、「ファンケル」(38人)が続いた。共感ポイントとして「女性社員が多い」「仕事と育児の両立支援がある」「女性が活躍している」など、働く女性を支える企業の評価が高かった。

女性の自分磨きや自己実現を応援していると思う会社(出典:ハー・ストーリィ)

 このほか、子どもの知恵や力を育む企業を挙げてもらったところ「ベネッセコーポレーション」(981人)が断トツでトップ。次いで「学習研究所」(74人)、「日本公文教育研究会」(71人)、「サントリーグループ」(25人)、「小学館」(16人)と続いた。子どもがいる女性は「子どもの心をつかんでいること」をより重視する傾向が見られた。

 暮らしの楽しさや安心・安全を提供する企業には、「セコム」(185人)、「生活共同組合」(121人)、「イオン/イオンリテール」(102人)が上位にランクイン。評価ポイントとして「防犯」と「食の安全」が目立った。「不況下に安くて良いものを提供する。食品不信が続く中、情報開示を徹底する。こうした時代のニーズへの対応が重要のようだ」(ハー・ストーリィ)

 また環境保護への熱意を感じる企業には「サントリーグループ」(243人)がトップ、次いで「トヨタ自動車」(216人)、「イオン/イオンリテール」(167人)だった。評価ポイントの上位には「エコカー開発」「植樹・植林」「水環境の保全」が並んだ。「トヨタのエコカーはプリウス好調のニュース、イオンの植樹は店頭ポスター、サントリーの水環境保全はクイズキャンペーンが認知を広げる役目を果たしたようだ」(同)

 グループインタビューによる調査で、1980人が回答した。調査日は8月7日。

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