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» 2009年10月13日 08時53分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:目先的な過熱感も強いが好業績期待も根強く底堅く堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>9885.80△20.86

<NASDAQ>2139.14▼0.14

<為替:NY終値>89.71-89.77

目先的な過熱感も強いが好業績期待も根強く底堅く堅調

 週末の米国市場は決算発表の本格化を前に業績回復に対する期待から堅調、週明けは商品市況が堅調なことから買い先行となったものの、目先的な過熱感もあって利益確定売りに押される場面もありました。日本市場が休場の間の米国市場は堅調ながらも上値の重い展開となりましたが、企業業績の決算発表の本格化を前に底堅い堅調な展開となっています。昨年10月初めの水準まで戻り、景気底入れ、回復を織り込む格好となりましたが、今後も引き続き企業決算の発表に一喜一憂しながら景気回復を織り込む格好で堅調な展開が続くものと思います。

 利益確定売りに押されながら、引き続き景気回復の度合いを測るような展開が続くのでしょうが、市場のセンチメントは昨年来の暴落からしっかりと立ち直って上向いており、底堅い、堅調な展開が続くものと思います。目先的に過熱感が強まるところでは調整となる場面もあるのでしょうが、基調は強いと思います。ただ、今後「出口戦略」が取りざたされ、まだ、商品市場で投機的な動きが先行するとインフレ懸念なども出て、上値を押さえる要因となりそうで、決算発表に一喜一憂しながら、景気回復の度合いや投機的な動きからの過熱感を測りながらの展開となって来るのでしょう。

 個別には原油価格の上昇を受けて、エクソンモービルやシェブロンなど石油株が高く、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やグーグルなどに投資判断や目標株価の引き上げがあり、マイクロソフトやインテル、IBMなどインターネット関連銘柄やハイテク銘柄に堅調なものが目立ちました。バンクオブアメリカが大幅高となるなど金融株もしっかりとした動きとなりましたが、キャタピラーやボーイングなどはドル高となったことから利益確定売りに押され軟調となりました。

本日の相場

日経平均

 先週末の日本市場は米国株高や持高調整の買戻しを急ぐ動きがあり、心理的な節目である10000円を越えて大幅高となりました。特に材料が出たわけではないのですが、3連休を控えて買戻しが優勢となったものと思います。為替も若干円安に振れたことなどもあり輸出株を売り切れなかったことも大幅高につながったものと思います。持高調整の処分売りも多く、大幅高の割りには全面高とならず、盛り上がりに欠ける展開となりました。

 連休前は米国市場とは関係のないような動きが強かったのですが、米国市場が堅調ながらも上値の重い展開となっていたことから、週明けの日本市場も引き続き持高調整の売り買いが出るのかどうかで動きが決まりそうです。為替が円安となるなど買い要因もあるのですが、週末は大幅高となりその反動から上値の重い展開となりそうです。特に材料があったわけでなく、目先的な需給の好転で上昇していただけに上値の重さが確認されると戻り売りや利益確定売りがかさむものと思います。為替が落ち着き、商品市況も堅調ということで、大きく下押すこともないのでしょうが、物色の柱が見えないと指数も上値が重くなりそうです。

 輸出関連銘柄などの買戻しが続けば上値の節目と見られる10150円から250円水準を目指すことになるのでしょうが、買い戻しが一巡となると10000円を超えたという達成感からの戻り売りや利益確定売りに押されそうです。ただ、10000の節目を越えたといっても過熱感が出ているわけでもなく、下がったところで投げ売りがかさむと言うこともなさそうで、大きく下押すこともないものと思います。本日は10000円を挟んでの動きとなりそうですが、目先的には上値の節目を抜けて10150円から10500円〜600円のもみ合いとなるのか、上値の節目の重さを確認して再び下落、9500円〜600円と10150円水準のもみ合いとなるのでしょう。

本日の注目点

◇日銀政策委・金融政策決定会合(14日まで)

◇9月のマネーストック(日銀)

◇9月の貸出・資金吸収動向(日銀)

◇9月のビール系飲料出荷量(大手5社)

◇9月のインド新車販売

◇決算・8月期:サイゼリヤ(7581)

◇決算・3−8月期:J・フロントリテイリング(3086)、ライフコーポレーション(8194)、良品計画(7453)、ポケットカード(8519)、プレナス(9945)

◇決算・7−9月期:米インテル、コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン

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