1年前と比べ、収入が増えた人は4.2%

» 2009年10月08日 14時16分 公開
[Business Media 誠]

 1年前と比べ、収入が増えたという人はどのくらいいるのだろうか。日銀の調査によると、「増えた」という人は4.2%にとどまる一方、「減った」が61.5%にも達していることが分かった。また1年後の収入を予想してもらったところ、「変わらない」という人が最も多く53.3%。次いで「減る」が40.2%、「増える」と答えた人は6.1%だった。

収入について(出典:日本銀行)

 一方、1年前と現在の支出を聞いたところ「変わらない」と答えた人が最も多く39.1%。次いで「減った」(30.3%)、「増えた」(29.6%)という結果に。

 郵送による調査で、全国の満20歳以上の男女2276人が回答した。調査期間は8月12日から9月7日まで。

1年後と5年後の物価を予想

 スーパーや百貨店などでは「低価格」をウリにした商品が相次いでいるが、消費者は物価についてどのように受け止めているのだろうか。1年前と比べ、現在の物価を聞いたところ「少し上がった」と答えた人が最も多く39.4%。このほか「ほとんど変わらない」が31.5%、「少し下がった」が18.6%。100円ビールや1000円を切るジーンズなどが販売されているが、「物価が安くなった」と実感している人は2割ほどだった。

現在の物価に対する実感(出典:日本銀行)

 また1年後の物価を予想してもらったところ「少し上がる」(41.9%)と「ほとんど変わらない」(42.4%)が、ほぼ半々。5年後については「少し上がる」(52.6%)と「かなり上がる」(16.6%)を合わせると、7割ほどの人が“上がる”と見ているようだ。

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