個別企業の業績を織り込む格好で底堅い堅調な動き清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年10月08日 08時25分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

持高調整後の「修正」に注目

洋エンジ(6330) 321 △8 、 日 立(6501) 292 △19

 小型の液化天然ガス(LNG)のプラント事業で提携し、同事業に本格参入する。小型で低価格のプラント建設が出来るよう、両社の技術を持ち寄る。オーストラリアやインドネシアなどに多い未開発の中小ガス田向けに売り込む。(日経)

エルピーダ(6665) 1111 △64

 DRAMで年内にも世界最先端の小型チップの量産を始める。技術面で業界首位のサムスン電子に先行する。DRAM市況は回復傾向にあり、状況を見極めながら設備投資に踏み切る。(日経)

東 芝(6502) 460 △17

 米原子力委員会(NRC)から、日本企業で初めて原子炉供給メーカーの認定を受けた。今回の認定で、原子炉を米国に建設する資格を得たことになる。(日経)

三洋電(6764) 211 △9

 処方箋を扱う調剤薬局向けに、顧客の薬の服用暦や調剤記録などを簡単に管理できるコンピューターシステムを発売する。各種の記録を電子データとして保存できるほか、顧客に薬を渡す際に指導した内容なども画面上で簡単に確認できる。(日経)

パナ電工(6991) 1013 △9

 省エネや環境意識の高まり、国からの補助金制度も後押しとなり、需要増加が見込める自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機「エコキュート」4シリーズ8機種を発売する。「エコキュート」の需要増により多様化するニーズに応えるため。(日経)

シンコウ工(6458) 274 ▼4

 送風の効率を従来から最大約20%高めた省エネ型の空調機を開発した。電力使用量は3割弱減らせることから、2010年度から始まる大規模ビルの二酸化炭素(CO2)排出の総量規制でオフィスの省エネ対策のリニューアル需要が期待出来る。(日経産業)

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  2310万株

買い  3790万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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