やはり厳しい……冬のボーナスはいくら?

» 2009年10月06日 15時13分 公開
[Business Media 誠]

 依然として厳しい景況感が続いているが、冬のボーナスはどのくらい支給されるのだろうか。労務行政研究所の調査によると、東証1部上場企業218社の平均妥結金額は65万9864円(対前年比13.1%減)であることが分かった。この結果について「世界的な経済危機の影響をもろに受け、企業業績の大幅な落ち込みがそのまま一時金の水準にも反映されたのだろう」(労務行政研究所)としている。

 産業別に見て、平均金額が最も多かったのは「電力」で84万3055円。次いで「倉庫、運輸関連」(83万4000円)、「化学」(80万2436円)、「情報、通信」(76万9303円)、「水産、食品」(75万515円)と続いた。逆に最も少なかったのは「建設」で52万4792円、次いで「機械」(53万8445円)、「商業」(53万8736円)という結果に。ちなみにすべての産業で対前年同期比がマイナスになっており、これは調査開始以来、初めてのこと。

2009年冬のボーナスの妥結状況(出典:労務行政研究所)

 2009年春闘交渉時、または同年夏季交渉時に、年間協定によって冬のボーナスを決定している企業が回答した。調査期間は3月18日から9月2日まで。

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