− | − | − |
---|---|---|
日経平均 | 9674.49円 | ▼57.38円 |
売買高 | 19億4698万株 | − |
日経平均先物 | 9680円 | ▼50円 |
売買代金 | 1兆2594億円 | − |
TOPIX | 867.28 | ▼7.39 |
値上がり銘柄 | 518銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 411.19 | ▼11.75 |
値下がり銘柄 | 1053銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1199.15円 | ▼9.07円 |
変わらず | 113銘柄 | − |
騰落レシオ | 63.74% | ▼5.81% |
「勝ち組」小売り銘柄の一角や金融株が堅調で指数を下支え
週末の米国市場が引き続き雇用への懸念で軟調となったことや新政権が「内需振興」をはっきりと打ち出したこともあり、輸出関連銘柄を中心に売り先行となりました。寄り付きこそ指数は底堅い堅調な展開となりましたが、寄り付きの売り買いが一巡した後は輸出関連銘柄や資源株などが売られ軟調な地合いが続きました。それでも外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられて売り急ぐ動きも限定されたことや銀行株など金融株に売られすぎの買戻しが入っていたこと、また、ファーストリテイリング(9983)が好業績を受けて大幅高となり1社で日経平均を60円近く押し上げたことから、底堅く小動きとなりました。
後場に入ると前場値持ちの良かった内需銘柄の一角が売られるなど見切り売りもかさみ下げ幅を広げました。前場に続き小売り銘柄や金融株の一角が堅調で指数を下支えしたのですが、値下り銘柄は輸出株や資源株を中心に1000銘柄を超える状況が続き指数の割りには大きく下げているような印象でした。為替も落ち着いているのですが、引き続き円高に対する懸念が根強く、新政権の政策が売り要因となっているような感じです。景気浮揚策が出てくるとか、円安方向に振れることがなければ指数の戻りは鈍いのではないかと思います。
小型銘柄も軟調となるものが多く、インターネット関連銘柄などに底堅い堅調なものが見られたのですが、東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数も日経ジャスダック平均も軟調となりました。先物は目先筋の小口の売り買いが中心でまとまった売り買いはほとんどありませんでした。散発的にまとまった売り買いがあっても追随する動きはほとんどなく指数を動かすような場面もありませんでした。
日経平均は節目と見られる9800円水準を抜け切れず調整が長引きそうです。大きく為替が円安に振れ、輸出関連銘柄の買戻しを急ぐような動きがあれば指数もしっかりと戻り歩調となって来るのでしょうが、内需振興という新政権の政策を踏まえると指数の上値は重そうです。TOPIXも返済猶予の問題から銀行株などの上値が押さえられることにより戻りも鈍いものと思われます。当面は9500円から600円水準の下値目処を試す動きと、戻りの目処となりそうな9800円水準で上値を押さえられてもみ合いとなるものと思います。
雲に上値を押さえられるような格好となりました。下値は次の節目と見られる9500円から600円を意識するところでは底堅さも見られます。ストキャスティックスは底値圏にあるのですが、RSIは下げ足りず、まだ下値を探る動きが続くものと思います。遅行線が雲にサポートされるように反発となって来るのではないかと思います。
下値を探る動きが続いています。値ごろ的には4月の高値水準=5月の安値水準=7月の安値水準であり、そろそろ下げ止まってもいいところです。ストキャスティックスは底値圏にあり、RSIもそろそろ反発となってもいい水準でもあり、遅行線が日々線の高値の日柄と「天−底」一致となる形で底入れとなる可能性もありそうです。
底堅さは見られるのですがまだRSIやストキャスティックスも下げ切っておらず、戻りも鈍くなっています。方向感としてはまだ下向きであり、下値を探る展開はもう少し続きそうです。値幅と言うよりは日柄の整理が続くことになるのでしょう。
勝ち組小売り銘柄や金融株で指数を下支え
農林水産省が国の管理している輸入小麦の売り渡し価格を平均で23%引き下げると発表、コスト削減に繋がると期待されることや製粉価格の値下げで需要が増えることを期待する買いが入り堅調となりました。ディフェンシブ銘柄の食品株として評価された面もあるものと思います。
先週末の引け後に2009年4−9月期の連結純利益が従来予想の減益から増益になると発表、好感する買いが入り大幅高となりました。新政権が掲げる「内需振興」関連ということもあって上げ幅を広げたものと思います。
昨日新聞で2009年3−8月期の連結最終損益が赤字になったもようと伝えられて売り先行となりました。ただ、赤字は織り込まれていたことや内需関連銘柄が物色されるなかで堅調となる場面もあり、底堅い展開となりました。
輸出関連のハイテク銘柄や自動車株が売られる中で堅調となりましたが円高や新政権の内需振興を嫌気して売られ軟調となりました。ハイブリッド車並の燃費性能の新型車を投入すると新聞で報じられたことから、売られすぎの反動もあって堅調となる場面もあったものと思います。
先週土曜日の新聞で2009年4−9月期連結営業利益が従来予想よりも上振れすると報じられましたが、特に材料視されず、輸出関連銘柄が軟調となるなかで3日続落となりました。円高に加え、国内公共事業の中止が先行きの業績懸念につながり売りが優勢となったものと思います。
先週末の大引け後に9月の既存店売上高が前年同月比31%増と発表されたことを好感して買い気配から始まり大幅高となりました。今後も新規の大型店が出店されることもあり、業績上振れを期待する買いも入り、1社で日経平均を押し上げました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング