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日経平均 | 9978.64円 | ▼154.59円 |
売買高 | 18億1113万株 | − |
日経平均先物 | 9980円 | ▼130円 |
売買代金 | 1兆2141億円 | − |
TOPIX | 896.12 | ▼13.72 |
値上がり銘柄 | 253銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 438.45 | ▼13.17 |
値下がり銘柄 | 13543銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1224.48円 | ▼7.86円 |
変わらず | 75銘柄 | − |
騰落レシオ | 72.01% | ▼ 10.08% |
買い気に乏しい展開のなか金融株など主力株への売りが止まらず大幅下落
米国市場は軟調ながらも底堅く、為替も落ち着いた展開となったのですが、売り先行となりました。商品市況が堅調なことも特に材料視されることはなく、月替わりにも関わらず買い気の乏しい始まりとなりました。日銀短観が寄り付き前に発表されましたが、予想の範囲内ということで特に材料視されることもなく、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が大幅売り越しと伝えられたこともあり、売り急ぐ銘柄も散見されました。金融株やハイテク銘柄など主力銘柄が戻りの鈍さを嫌気するように売られ、いったんは10000円を意識するところで下げ渋りましたが戻りの鈍さから10000円を割り込み、大幅安の水準で小動きとなりました。
後場も戻りの鈍さを嫌気して一段安となりました。売り直されるというよりも買い手控え気分の強い中で目先筋の見切り売りに押されるような感じで一段安となったのですが、むきになって売り急ぐ動きも少なく、ご他聞に漏れず寄り付きからの売りが一巡した後は方向感のなく小動きとなりました。商品市況が高いことにも反応せず、好業績を発表した銘柄への反応も限定的となり、逆に売り材料には敏感に反応する格好となっていました。結局最後まで方向感はなく、10000円を割り込んだところで引けました。
小型銘柄も昨日同様に戻りの鈍さを嫌気したような小口の見切り売りに押され軟調となるものが多く見られました。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数や日経ジャスダック平均も軟調となりました。先物は昨日同様に閑散としており、散発的にまとまった売り買いがあっても追随するような動きは皆無で指数を動かすようなこともありませんでした。最後は買戻しもあって底堅いようにも見えますが、方向感は最後までありませんでした。
政策に対する失望もあって買い手控え気分が強いようです。日経平均は心理的な節目となっていた10000円を割り込み、10100円台半ばから10200円台半ばの水準が上値の目処と確認したような形です。為替が若干円安に振れる場面でも輸出株に買戻しを急ぐ動きもなく、持高調整の売りもまだ出ているのかもしれません。10月と言う日柄も昨年の暴落の印象が強く、水準としても昨年の水準を意識してしまいそうです。決算発表で好調な回復が示されるまでは買いにくいのかもしれません。
7月24日以来の引け値ベースでの10000円割れとなりました。かろうじて月曜日の安値水準で下げ止まっており、ここから「毛抜き底(ダブルボトム)」として戻りを試すことになるのか、もう一段の下落となるのかぎりぎりのところです。ストキャスティックスは底値圏にあるのですが、まだRSIは下落余地もあり、いったんは雲の下限でのサポートを確認するような格好となって来るのではないかと思います。
月曜日の安値水準を割り込み下に放れかけて来ました。遅行線がかろうじて雲のねじれの日柄で雲にサポートされていますが、ここからしっかりと反発してこないと4〜5月のもみ合い水準や7月安値水準である850〜60の水準まで下落となってしまいそうです。ストキャスティックスは底値圏にあり、ここから反発となる可能性もありますが、その場合でも雲の下限の水準では上値を押さえられてしまいそうです。RSIが底値圏になれば反発してくるのでしょう。
「三川」となって底入れかと期待されましたが、結局はまだ下値を試す動きが続いています。昨年末や今年初めにもみ合いとなった水準でもあり、90円前後の底値を固める動きがまだ続くものと思います。RSIやストキャスティックスがもう一度下落してから反発となって来るのではないかと思います。
好材料にも反応しきれず見切り売りに押される
昨日の引け後に発表された2010年3月期の連結最終損益が中国向けの鋼材需要が堅調に推移したことから従来予想よりも赤字幅が縮小となり、好感する買いが入り堅調となりましたが、地合いの悪さに押されて最後は軟調となりました。
米政府が日本や台湾のエルピーダに対する公的支援についてWTO(世界貿易機関)で取り上げると報じられたことから、資本増強の先行きが懸念されることから、見切り売りがかさみ大幅下落となりました。
インフルエンザ治療薬の製造販売承認の申請を前倒し、承認が短期間で得られればこの冬の流行期にも発売すると報じられ、堅調となりました。昨日既に一部の新聞で報じられて大幅高となったことで、利益確定売りに押されて軟調な始まり、その後堅調な場面もありましたが、最後は見切り売りに押されました。
米国の景気回復のスピードに陰りが見えたことに加え、米国での大型リコールが昨日に続き取り上げられて見切り売りがかさみ、軟調となりました。
前日の記者会見で国土交通相が政府支援に前向きな姿勢を打ち出したことで、経営不安が後退し、買戻しを交えて大幅高となりました。今後、再建の過程で株主責任の問題などもありますが、取りあえずは好感したものと思います。
手詰まり感の強い相場のなかで一時大幅高となりました。昨日の引け後に2010年3月期通期連結業績予想を計器事業統合会社の同社に与える影響を見直したところ上方修正となったと発表したことを素直に好感して買われました。
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