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2人乗り自転車で世界一周! の夫婦を見つけた (1/3)

二人乗り自転車「タンデム」で、世界一周をしている日本人夫婦がいる。ちょうど旅を終えて帰国したところ捕まえ、のべ2年9カ月の“タンデム世界一周紀”を聞いてみた。

[産経新聞]
産経新聞

 二人乗り自転車「タンデム」。軽井沢などの観光地で、レンタルしているあれだ。そのタンデムで世界一周をしている日本人夫婦がいるという。知人をつたってメールで連絡を取り、ちょうど旅を終えて帰国したところをうまく捕まえることができた。のべ2年9カ月に及ぶ月日と1200万円をかけた“タンデム世界一周紀”を聞いてみた。(池田証志)

 「二人乗り自転車で世界旅行をしている日本人夫婦がいる」という話を聞きつけてから1年あまり。いよいよ帰国するという情報を得て、知人から2人のメールアドレスを聞き出した。ちょうど東京に出てくる日に待ち合わせた六本木の喫茶店に現れたのは、青木史也さん(35)と直美さん(36)夫婦。2人の日に焼けた顔が、長旅をしのばせた。

 青木さん夫婦が「タンデムで世界一周」を決意したのは、今から8年前。史也さんがそれまで勤めていたシステム会社を辞め、システムエンジニアとして独立した際、直美さんに「ちょっと世界一周行くけど……」と告げたのがきっかけだ。

 「ずるい」。突然の宣言にすかさず突っ込む直美さん。「でも、自転車だから……」と諭そうとしたが、「一緒に行く」と退かなかった。

 史也さんは高校、大学時代にサッカーをやっていたことから脚力には自信があった。大学3年生の時には、自宅があったさいたま市から北海道まで自転車旅行をしたこともある。一方の直美さんは、海外旅行の経験は多かったが、男性の足手まといになるのは目に見えていた。

自転車だけで100万円

yd_by.jpg 2人乗り自転車「タンデム」で世界一周中の青木史也さんと直美さん夫妻。ドイツ南部で

 そこで思いついたのが「タンデム自転車」。2人乗りだから、史也さんの脚力で直美さんをカバーすることができるし、なによりいつも一緒だからはぐれないというわけだ。

 インターネットで検索したところ、すでにタンデムで世界一周に挑戦している日本人夫婦がいることが分かり、教えを請うた。

 「世界を2人乗りで走ってみたい」「どうやってタンデムを調達したのか」。次々とわいてくる疑問に、その夫婦はメールで丁寧に答えてくれた。

 「うちもいけるだろう」。先達に励まされた青木夫婦は、地元、さいたま市の自転車屋でタンデムを特別注文した。大人2人の体重に加え、テント、生活用具、着替えなどの荷物を載せても折れない頑丈なキャリアとフレームが必要だからだ。タンデムだけで100万円、装備を含めると200万円を費やしたという。

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