連休中の米国市場はまちまち、方向感のない展開清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年09月24日 08時52分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

連休中も状況はほとんど変わらず様子見気分の強い展開か

豊通商(8015) 1413 ▼22

 中国でハイブリッド車や電気自動車に使うリチウムイオン電池の材料を合弁生産する。中国政府系金融大手傘下の資源会社と組み、来年を目処に生産を始める。一部は日本に輸出し、トヨタ自動車(7203)が搭載する電池など向けに供給する。

積水ハウス(1928) 822 ▼13

 太陽光発電システムを設置したアパートの販売に参入する。発電した電気は入居者に分配し、余った場合には各世帯が直接、電力会社に売れるようにする。これまで戸建て住宅にほぼ限られていた太陽光発電が、賃貸住宅にも普及しそうだ。

第一三共(4568) 1881 △1

 乳幼児の細菌性髄膜炎を予防する「ヒブワクチン」の輸入販売を拡大する。昨年12月に国内で発売して以降、予防接種の希望者が増えているのに対応、来年7月以降には現状の3倍、2011年7月からは4倍に増やす。

ABCマート(2670) 2770 △100

 台湾に進出する。現地の靴卸会社に出資して商標やノウハウを供与し、1号店を開く。2003年から60店超を運営している韓国に続く海外進出となる。経済成長力の高いアジアでスニーカーなどの販売拡大を狙う。

オイレス工(6282) 1520 ▼13

 FPD(フラットパネルディスプレー)の搬送装置事業に参入する。空気を使ってガラスを浮上させ搬送する非接触型の装置を開発した。主力の自動車向けベアリングの売り上げが伸び悩んでおり、今後導入が進むと見られているFPDの非接触型搬送装置分野への進出で収益源の多様化を急ぐ。

NTTデータ(9613) 294600 ▼6400

 生命保険会社の基幹業務システム用ソフトを開発する中国企業などと合弁会社を設立した。米企業が開発した生保向け業務ソフトに比べ、導入コストが半分程度で済む同ソフトを国内外の保険会社に売り込み、金融分野の海外売り上げを拡大させる。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  2340万株

買い  2290万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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