2009年世界ブランドランキング、不況の中Googleが健闘

» 2009年09月18日 16時27分 公開
[ITmedia]

 2009年の世界のトップブランドはCoca-Cola、IBM、Microsoft――BusinessWeek誌とブランドコンサルティング会社Interbrandが毎年恒例の世界ブランドランキングを発表した。

 今回は9年前にランキングを開始して以来、初めて上位100社合計のブランド価値が減少した。全体では前年比で4.6%の減少となり、Merril LynchやAIGなど7社がトップ100から転落する結果となった。金融機関や自動車メーカーが苦戦した一方で、内食指向により食品会社が好調だったという。

 首位は今年もCoca-Colaで、9年連続のトップとなる。2〜5位はIBM、Microsoft、General Electric、Nokiaで前年と変わらず。

世界ベストブランド上位10社・2009年版
順位 前年順位 社名 ブランド価値(単位:百万ドル) ブランド価値の伸び率(対前年)
1 1 Coca-Cola 68,734 3%
2 2 IBM 60,211 2%
3 3 Microsoft 56,647 -4%
4 4 GE 47,777 -10%
5 5 Nokia 34,864 -3%
6 8 McDonald's 32,275 4%
7 10 Google 31,980 25%
8 6 トヨタ 31,330 -8%
9 7 Intel 30,636 -2%
10 9 Disney 28,447 -3%
(資料:Interbrand)

 IT関連では11位にHewlett-Packard、14位にCisco、19位にSamsung、20位にApple、24位にOracle、27位にSAP、29位にソニーが入っている。日本企業では18位にホンダ、39位に任天堂、75位にパナソニックがランクインしている。

 ブランド価値が前年から特に伸びたのが7位のGoogleで、25%の上昇だった。43位のAmazonは22%の伸びとなっている。逆に最もブランド価値が下がったのが金融大手のUBSとCitiで、それぞれマイナス50%とマイナス49%だった。

 このランキングは、Interbrandが各社の業績などを基に独自に算出したブランド価値に基づいている。

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