速報
» 2009年09月16日 17時23分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:円高一服、米国株高に加え持高調整の買いも見られ、一時大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10270.77円 △53.15円
売買高 19億5251万株
日経平均先物 10210円 △20円
売買代金 1兆3816億円
TOPIX 931.43 ▼1.09
値上がり銘柄 506銘柄
東証マザーズ指数 463.93 △0.62
値下がり銘柄 1045銘柄
日経ジャスダック平均 1253.19円 △0.37円
変わらず 131銘柄
騰落レシオ 81.00% △2.04%

日経平均

円高一服、米国株高に加え持高調整の買いも見られ、一時大幅高

 昨日と同様に米国市場が堅調、円高一服となったことから買い先行となりました。それでも寄り付きは外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたことや海外に比べて円高に振れたことなどからおとなしい寄り付きとなり、しばらくは上値の重い展開となりました。それでも朝方からのまとまった買いに加え、さきものにまとまった買いが入ると一気に戻りを試す動きとなり、ハイテク銘柄などに買戻しを急ぐ動きもあり大幅高となりました。

 後場も買い先行で始まるなど堅調な地合いが続きました。寄り付きの買いが一巡した後も先物主導でまとまった買いが入り、前場の高値を抜けると一気に上値追いとなる場面もありました。ただ、その後は追随する動きも少なく、目先筋の手仕舞い売りに押されると今度は一斉に手を引く格好で上げ幅縮小となりました。特に買い上がる材料もないことから、持高調整と見られる買いが一巡したところでは買い気も乏しく、上値の重さを嫌気した売りをこなし切れずに上げ幅縮小となりました。

 小型銘柄は主力銘柄が先物主導で上下振らされるなかで、方向感なく小動きとなりました。東証マザーズ指数は堅調となったものの、二部株指数は軟調、日経ジャスダック平均はほぼ横ばいと見事に方向感のない動きとなりました。先物は朝方からまとまった買いが見られ、指数を押し上げる要因となりましたが、後場中ごろからは上値の重さを嫌気するように見切売りもかさんで、今度は指数を下押す動きとなりました。最後は買戻しもあって底堅さも見られましたが、あくまでも目先的な動きが中心となっているようです。

 相変わらず米国市場動向や為替動向というよりも目先の需給や先物のまとまった売り買いに振り回されている状況です。それでも節目と見られる10100円台半ばから10200円台半ばでは下げ止まり、上値は10400円が節目となっているものと思われ、円高の割には底堅いと見てもよさそうです。10100円台になると持高調整の買いが入り、10500円水準では持高調整の売りがかさんでくるということのようです。当面、日銀金融政策決定会合や5連休、そして米FOMC(公開市場委員会)などを控えて方向感のない、持田か調整の売り買いが中心となる相場が続くものと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 下値の節目では下げ止まっているのですが、上値も基準線を意識したところで押さえられてしまいました。遅行線が日々線を下回り、日々線も基準線を下回っているので未だ調整が続くものと思います。RSIやストキャスティックスが底値圏になり、日々線が雲を意識するところまでは日柄か値幅での調整が続くのでしょう。

TOPIX

NYダウ

 かろうじて雲にサポートされてはいますが、上値を転換線に押さえられています。ストキャスティックスは底値圏にあり、底堅さも見れるのでしょうが、まだRSIには下落余地もあり、少なくとも日柄整理が必要ということなのでしょう。月が替わるころから動きが出てくるのではないかと思います。

円相場

NYダウ

 RSIやストキャスティックスが底値圏にあることや移動平均線との乖離も大きいことから反発となっています。戻りも鈍いのですが下値を売り叩くような動きはなく、底堅さも見られ、底堅さが確認されればもう少し戻りを試す動きが続くものと思います。遅行線が日々線の高値と「天−底」一致となって、戻りを試す動きとなるものと思います。

銘柄ピックアップ

持高調整の買いが入り、材料に関係なく幅広く買われる

キヤノン(7751) 3700 △150

 ハイテク銘柄全般にまとまった買戻しが見られたことに加え、9月14日に発表された米社との提携を評価して国内大手証券が投資判断と目標株価を引き上げたことから買われ、大幅高となりました。

豊田合(7282) 2670 △165

 発光ダイオード(LED)の電球が相次いで発売されるなど話題になっているなかで、LED関連事業の今期営業利益が前期の2倍になると新聞で報じられ、好感した買いが入り大幅高となりました。

加賀電(8154) 969 ▼64

 昨日の引け後に2010年3月期通期連結業績の下方修正と減配を発表、景気回復を受けて業績上方修正となる銘柄が多い中での下方修正となったことが嫌気されて売られ、大幅安となりました。

ヤマトHD(9064) 1429 △14

 民主党政権の正式な発足を受けて、「民主党関連銘柄」を物色する動きも見られ、同社も「高速道路無料化」や「ガソリン暫定税率廃止」の恩恵を被る銘柄として買われ、堅調となりました。選挙直後に高値をつけて調整となっていたこともあり、買戻しも入ったものと思います。

日電硝(5214) 936 △25

 2010年を目処に液晶パネル用ガラス基板を1割増産すると新聞で報じられ、買われ、大幅高となりましたが、液晶ガラスの需要回復は業績に織り込まれているものとする見方もあり、上値を押さえられる場面もありました。

三菱ケミHD(4188) 407 △6

 傘下の三菱樹脂が発光ダイオード(LED)の主要部品であるLED基板素材に参入すると新聞で報じられ、「LED関連銘柄」が取りざたされる中で注目され、事業拡大や収益拡大を期待する買いが入り堅調となりました。

       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -

ITmedia 総力特集