米中関係悪化懸念もあったが、業績回復を織り込み堅調清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年09月15日 08時27分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

輸出株を筆頭に全面的な反発に期待

住友鉱(5713) 1478 ▼37 、 ケムキャット(4106) 1170 ±0

 住友金属鉱山はジャスダック上場のエヌ・イーケムキャットに対し株式公開買い付け(TOB)を実施する。ケムキャットの大株主2社とともにTOBを進め、全株取得を目指す。1株あたり1830円であり、TOB成立後は上場廃止となる見込み。TOB期間は9月15日から10月30日まで。

レンゴー(3941) 578 △11 、 日マタイ(8042) 113 ▼1

 レンゴーは日本マタイを株式交換で完全子会社にする。日本マタイ1株に対し、レンゴー株0.19株を割り当てる。株式交換の効力発生は12月1日で日本マタイは11月26日に上場廃止になる予定。

キヤノン(7751) 3450 ▼120

 米HP(ヒューレットパッカード)と事務機器分野で販売提携する。米HPがキヤノンから複合機の供給を受け、サーバーなどと組み合わせて情報システムを構築する。欧米大手企業に顧客を持つ米HPと連携することで販路を拡大する。

コスモ石(5007) 275 ▼3

 店舗の全照明の光源を発光ダイオード(LED)にした給油所を開業した。蛍光灯や水銀灯を組み合わせる従来の照明に比べ、消費電力と二酸化炭素(CO2)の排出量を約5割削減できるとしている。費用対効果などを見極め、今後他店への導入を検討する。

日 立(6501) 304 ▼14 、 住友商(8053) 924 ▼17

 エジプトの火力発電所向けに最新鋭の蒸気タービン発電機2台を受注した。機器の製造から据え付け、試運転までを一括して請け負う。

住友化(4005) 415 ▼12

 農業事業に参入する。5年間で全国30〜40カ所に農場を展開し、果物や野菜を百貨店など大手小売に直接販売する。農薬・肥料の国内最大手の同社は、農産物の生産・販売まで一貫して手掛け、相乗効果を狙う。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1490万株

買い  1470万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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