電車の遅延やATMの故障で待たされた経験のある人は少なくないだろう。社会インフラの遅延や停止に対して、どのくらいの時間までなら許せることができるだろうか。
NTTデータ経営研究所の調査によると、5つの社会インフラ(電車、ATM、電気、ガス、水道)について、「整備不良など供給者側の責任によって5分間遅延や停止した場合、許容できるか」と尋ねたところ、最も「許容できる」の比率が高かったのは「水道」で84.1%。以下、「電車」(82.9%)、「ガス」(76.6%)、「電気」(73.2%)、「ATM」(71.0%)が続いた。
同研究所では「どの社会インフラにおいても、5分間程度の遅延や停止であれば多くの人が許容していると言える」とコメントしている。
10分間の遅延や停止の場合についても聞くと、最も「許容できる」の比率が高かったのは「水道」で77.7%。以下、「ガス」(69.5%)、「電車」(59.5%)、「電気」(56.7%)、「ATM」(49.4%)が続いた。5分間の遅延・停止の場合と比較すると、「許容できる」の比率はいずれも大きく低下しているが、特に電車(23.4ポイント減)やATM(21.6ポイント減)の落ち込みが目立っている。
インターネットによる調査で、対象は18歳から60歳までの男女1000人(男性515人、女性485人)。調査期間は5月15日から18日。
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