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» 2009年09月02日 17時04分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国株安や円高を嫌気して見切り売りもかさみ大幅下落 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10280.46円 ▼249.60円
売買高 19億6461万株
日経平均先物 10310円 ▼190円
売買代金 1兆4660億円
TOPIX 949.81 ▼18.96
値上がり銘柄 143銘柄
東証マザーズ指数 453.89 ▼3.72
値下がり銘柄 1491銘柄
日経ジャスダック平均 1251.02円 ▼5.39円
変わらず 50銘柄
騰落レシオ 98.79% ▼6.73%

日経平均

米国株安や円高を嫌気して見切り売りもかさみ大幅下落

 米国市場が大幅安となったことや為替も円高となっていることから売り先行となりました。先物を筆頭に軒並み売り気配から始まり、ほぼ全面安となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)は株数ベースでは買い越しと伝えられましたが特に材料視されず、寄り付きの売りが一巡した後も戻りの鈍さを嫌気して売り直されるような展開となりました。インフルエンザ関連銘柄など材料株の一角が買われる場面もありましたが、買い気に乏しい相場展開で上値も限定され、戻りらしい戻りもありませんでした。

 後場に入ると目先的な底入れ感、日経平均の節目と見られる10200円水準での底堅さを確認して戻りを試す場面も見られました。ただ、先物へのまとまった売りが散発的に出て上値を抑え、上値の重さが確認されると買戻しも止まるというような状況で戻り切らず、大幅下落となったまま小動きとなりました。最後は先物に買戻しも入りましたが大きく戻すこともありませんでした。目先的な需給に振らされる相場だけに材料株物色にもならず、インフルエンザ関連銘柄の一角や好調な業績を発表した銘柄などが散発的に買われるだけで、最後まで全体としては買い気に乏しい盛り上がりに欠ける展開でした。

 小型銘柄も軟調なものが目立ちました。主力銘柄ほどの下げでもなく東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均は揃って軟調となりました。先物は朝方からまとまった売りが目立ちました。戻りかけたところではまとまった売りが出るという動きで指数の上値を押さえる要因となっていました。最後は手仕舞いと見られる買戻しも入りましたが、あくまでも目先筋の売買が中心と見られ、売り買いの需給だけで右往左往している感じです。

 米国株が大幅下落となったことで大幅安となりました。「降れば土砂降り」ということで、ほぼ全面安となりました。目先筋を中心に株が上がっても下がっても値動きさえあればいいという感じで、市場参加者が相変わらず限定されていることで一方向に動き易いものと思います。民主党関連銘柄はそろそろ理想買いから現実的な見方となって仕掛け難いのかもしれず、相場全体も米国や中国の市場動向が気になるところであり、インフルエンザ関連銘柄などが個別に物色される動きとなるのではないかと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 基準線をあっさりと割り込んでしまいましたが、節目と見られる7月末の「窓」の水準(10100円台半ばから10200円台半ば)で下げ止まった格好です。遅行線も日々線に絡むところであり、ここからの反発が期待されます。RSIは中途半端な位置にあり、動いた方に動くという感じですがストキャスティックスはまだ下げ足りず、遅行線が日々線を割り込んでしまう可能性もありそうです。そうなると調整が今月いっぱい続くかもしれません。

TOPIX

NYダウ

 転換線や基準線をあっさりと割り込んでしまいました。遅行線が日々線を意識するところであり、また、日々線が雲のねじれの日柄にあることから、動きがありそうです。RSIは中途半端な位置にあり方向感はなく、ストキャスティックスは高値圏からの調整となっており、遅行線が日々線を割り込むと雲のねじれで加速されて、日々線が雲のサポートを確認するところまで、今月いっぱい調整となる可能性もありそうです。

円相場

NYダウ

 RSIもストキャスティックスも底値圏にあり、底堅くなっています。7月中旬に底値をつけた水準でもあり、この水準で下値を確認することになりそうです。そろそろ反発となってもいいところですが、ここで下値を確認して雲のねじれの日柄あたりで反発となって来るのではないかと思います。

銘柄ピックアップ

好材料への反応はなくほぼ全面安

エルピーダ(6665) 1285 ▼252

 昨日の引け後に大型増資を発表、株式価値の希薄化を懸念する売りがかさみ売り気配を切り下げてストップ安で寄り付きました。その後は幾分戻す場面もあったのですが、戻り切らず大幅下落となりました。

三井造(7003) 253 △1

 数少ない堅調な銘柄の一つとなりました。出光興産(5019)や日本風力開発(2766、東証マザーズ)と共同で国内初の波力発電所を建設すると報じられ、買い材料に不足する中、目先筋の買いを集めて堅調となりました。出光興産は原油価格の下落もあり軟調、日本風力開発は堅調となりました。

積水ハウス(1928) 848 ▼44

 昨日の引け後に2010年1月期の連結業績を下方修正、嫌気する売りや地合いの悪さに押され、大幅下落となりました。底入れ期待もあっただけに下方修正は嫌気されたようです。

トヨタ(7203) 3920 ▼100

 8月の国内新車販売が13カ月ぶりに増加に転じたと昨日発表され、米国でも8月の新車販売台数が前年同月比で二桁増と伝えられたのですが、既に織り込まれていたことに加え、米国株が大きく下落したことから、見切り売りに押され、大幅下落となりました。

メガネトップ(7541) 1670 △73

 昨日引け後に発表した8月の既存店売上高が前年同月比4.4%増、全店でも8.6%増加と予想を上回ったことから業績上ブレを期待した買いが入り大幅高となりました。

東製鉄(5423) 1224 ▼31

 一時大幅安となるなど軟調となりました。原料となる、鉄スクラップ価格が中国への輸出増などから高騰していることで、収益を圧迫、業績下方修正懸念が新聞で報じられたことから軟調となりました。

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