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» 2009年08月31日 07時00分 UPDATE

それゆけ! カナモリさん:セレブ御用達ドリンク「グラソービタミンウォーター」は日本に広まるか (1/3)

欧米で大人気のドリンク「グラソービタミンウォーター」が7月7日、日本に上陸した。流行に敏感な層をとらえはじめているようだが、果たして日本市場にどこまで食い込めるのか。

[金森努,GLOBIS.JP]

それゆけ! カナモリさんとは?

グロービスで受講生に愛のムチをふるうマーケティング講師、金森努氏が森羅万象を切るコラム。街歩きや膨大な数の雑誌、書籍などから発掘したニュースを、経営理論と豊富な引き出しでひも解き、人情と感性で味付けする。そんな“金森ワールド”をご堪能下さい。

※本記事は、GLOBIS.JPにおいて、2009年8月28日に掲載されたものです。金森氏の最新の記事はGLOBIS.JPで読むことができます。


 赤や黄色や緑のビビットカラーが目にも鮮やかな「グラソービタミンウォーター」。NY生まれのセレブ御用達飲料という触れ込みで、都内各地で大規模なサンプリングやイベントキャンペーンを展開し、人気となっている。7月からの販売実績も好調で、8月からはコンビニにも置かれ始めたという。さて、この商品どこまで日本に浸透するのだろうか。

こんな商品

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 Walker Plusの記事「NY発『グラソー ビタミンウォーター』が日本上陸!」から引用する。

 「米国・ニューヨーク生まれの清涼飲料水だ。純水を使用しているので飲み心地がよく、ビタミンなどの栄養素が入って低カロリー、しかも保存料や合成甘味料および合成着色料は不使用……と、セレブに“刺さりまくり”の健康的アイテム」という。

 え! 健康!? この色で……。さすが米国。さすがNY。我々が健康でイメージする淡い色彩とは程遠い。

 さらに、なによりその人気を支えるのがボトルのオシャレっぷり。“スタイリッシュ”&“ファッショナブル”をコンセプトにしたドリンクは、発売以来、多くのセレブやスポーツ選手が愛飲し、有名なラッパーがボトルデザインを行うなど、アメリカでは誰もが知っている人気ドリンクとして確固たる地位を築いている、らしい。

 種類は、「power−c ドラゴンフルーツ」「energy kick トロピカルシトラス」「d-fence ラズベリー&アップル」「charge レモン&ライム」「surper-v レモネード」の5種類。それぞれ配合されている栄養素が違っており、ブランドのホームページでは、「頑張りたい時」「デート時」「会議中」「ココロとカラダに充電が必要な時」など、生活の場面場面に合わせて飲み分けるスタイルを提唱している。

 真っ赤なかき氷シロップにそっくりな、「power−c ドラゴンフルーツ(ビタミンC+果糖)」を試してみた。「頑張りたい時」の1本だ。味は液体の激しい色とは裏腹に、やはり「ウォーター」なのでほんのり薄あま〜い味である。例えて言うなら、「イチゴシロップのかき氷を食べずに放置しておいたら溶けちゃって、もったいないからその水を飲んでみたら薄甘かった」ってな感じである。でもこのコラムを書き続ける元気ぐらいは、もらった気がする……。

 そんな商品であるのだが、Priceが特徴的なのだ。何と、200円。ウォーターということであれば、ミネラルウォーターの相場は500ミリリットルで100円〜140円。清涼飲料の相場は150円。「ただの水にさよなら」とのコピーがあるので、清涼飲料に属する商品であるのだろうが、それにしても50円分さらにプレミアムが設定されていることになる。

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