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» 2009年08月24日 16時30分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:先週末の大幅下落の反動や米国株高を受けて大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10581.05円 △342.85円
売買高 17億5898万株
日経平均先物 10550円 △270円
売買代金 1兆3049億円
TOPIX 970.27 △22.93
値上がり銘柄 1526銘柄
東証マザーズ指数 453.13 △3.96
値下がり銘柄 109銘柄
日経ジャスダック平均 1240.67円 △6.80円
変わらず 56銘柄
騰落レシオ 124.84% △5.76 %

日経平均

先週末の大幅下落の反動や米国株高を受けて大幅高

 週末の米国市場が大幅高となったことや為替も円安に振れたことから買い先行となりました。先物を筆頭に輸出関連株など買い気配から始まるものも多く、指数も大幅高の始まりとなりました。寄り付きの買いが一巡した後も先物の買戻しや売られすぎた銘柄の反発もあって堅調な地合いが続きました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も買い越しと伝えられたことや節目と見られた10500円を抜けたこともあり、買戻しを急ぐ動きとなって、年初来高値を窺うような水準まで買われました。

 後場も寄り付きから堅調な動きが続きましたが。目先筋の利益確定売りに押されて上値の重さが確認され、年初来高値を抜けないとなると利益確定売りを急ぐ動きも見られ、上げ幅を縮小する場面もありました。それでも引けを意識する時間帯には先物にまとまった買戻しも入り、景気底入れ期待も強いことから再び高値を窺うようなところまで買い急ぐ動きも見られました。結局最後まで買いが続き、大幅高、年初来高値更新とはなりませんでしたが、高値圏での引けとなりました。

 小型銘柄も堅調なものが目立ちました。週末に主力銘柄ほど売られなかったことから、反動も小さかったのですが、終始堅調となりました。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って堅調となりました。先物も週末のヘッジ売りの買戻しを初め買い先行と始まったあとも目先筋の買いなども交えまとまった買いが散発的に入り、指数を支える要因となりました。積極的に買い上がるような動きも散見され、指数上昇の要因の一つとなりました。

 目先的な過熱感はあるのですが、週末の反動から大きな上昇となりました。特に値上り銘柄数が1500銘柄を超えるなどほぼ全面高となり、物色対象が云々と言うよりも景気回復を確信するかのような指数の水準訂正となりました。こうした「全面高」ということは5月の連休後あたりから見られるようになり、景気回復を織り込んでいるということなのでしょう。ただ、目先的な過熱感は否めず、年初来高値更新となったらなったで達成感が、更新しなければしないで失望感から、いったん10500円水準での底堅さを確認するような動きになるかもしれません。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 転換線を抜けて7月末の「窓」の水準が押し目となったことを確認した格好です。RSIもストキャスティックスも上昇余地はあるので、年初来高値更新となる可能性もありますが、高値更新から上値追いとなるにはもう少し日柄整理が必要ではないかと思います。

TOPIX

NYダウ

 下値をしっかりと節目でサポートされ、反転となりました。一気に抜けて来るにはRSIもストキャスティックスも下げ足りない感じですが、逆に言えば上昇余地もあるということであり、高値を抜ける可能性もありそうです。ただ、抜けたら抜けたで達成感からいったんは上値も重くなり、抜けた水準のサポートを確認するような格好となって来るのではないかと思います。

円相場

NYダウ

 底値圏でのもみ合いとなっています。遅行線は日々線にサポートされて、日々線は雲に上値を押さえられて動きが取れないということなのでしょう。ストキャスティックスは底値圏からの上昇のタイミングを測っているようで、RSIはまだ下落余地があり、遅行線が日々線の上昇している日柄、今週末あたりからは動きが出て来るものと思います。

銘柄ピックアップ

先週末の反動から大幅高

ヤクルト(2267) 2295 △205

 2010年3月期の連結業績の上昇修正余地があると新聞で報じられて大幅高となりました。これまで今期営業利益は10%減と見込んでいたが、一転増益になる公算と報じられたことで買いが集まりました。

サンデン(6444) 301 △27

 先週、手指消毒器の大増産を行うと発表したことから、大幅高となりました。週末は地合いの悪さに押されましたが、相場の反発とインフルエンザ関連銘柄を物色するなかで買い直されて大幅高となりました。

日金属(5491) 196 △1

 先週末の引け後に2010年3月期の連結最終利益の下方修正を発表、嫌気した売りに押され軟調となる場面がありました。相場全体の上昇を好感して堅調な始まりとなりましたが、買戻し一巡後は見切り売りも多く上値も重くなりました。

キヤノン(7751) 3720 △220

 米国株が大幅高となったことや欧州での景気回復期待、為替が円安となったことから、買われ大幅高、年初来高値更新となりました。業績面での裏付けのある銘柄として注目された面もあるものと思います。

ホクト(1379) 2135 △75

 大幅高となりました。2009年3月期に米国工場と台湾工場を竣工したことで海外での成長が期待されるとして大手証券が投資判断を最上位に設定したことが好感されて買われました。

マツモトキヨシ(3088) 2305 △5 、 ローソン(2651) 4110 △80

 マツキヨHDは連日の年初来高値更新、ローソンも続伸となりました。両社は年内に共同出資会社を設立し、コンビニとドラッグストアを融合した新型店舗を来春から出店すると新聞で報じられ、収益拡大を期待した買いが入り堅調となりました。

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