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日経平均 | 10204.00円 | ▼80.96円 |
売買高 | 21億7878万株 | − |
日経平均先物 | 10210円 | ▼90円 |
売買代金 | 1兆3685億円 | − |
TOPIX | 943.25 | ▼6.41 |
値上がり銘柄 | 465銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 449.70 | ▼5.52 |
値下がり銘柄 | 1097銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1231.14円 | ▼2.22円 |
変わらず | 122銘柄 | − |
騰落レシオ | 119.31% | ▼8.70% |
米国株堅調も織り込み済みで底堅さは見られるものの方向感なく小動き
米国株が堅調となりましたが、既に昨日の相場で織り込まれていたものとして目先的な過熱感から売り先行となりました。それでも、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの売りが一巡したところでは押し目買いや買戻しも入り堅調となる場面もありました。過熱感が強いことから相場全体に手詰まり感もあり、個別の材料で買われるものはあるのですが、全体としては方向感のない展開となりました。
後場に入っても全く動きはなく、盛り上がりに欠ける展開となりました。個別の材料に反応する展開とはなっているものの、足の速い資金が中心と見られ、売り買いどちらかに偏ることもなく狭い範囲での売り買いが続きました。景気回復は期待されるものの、株価が先んじていることもあり、利益をしっかりと確保しながら物色対象を変えていくということのようです。指数には過熱感も強く、買い上がれないということなのでしょう。結局、最後は見切売りなどもかさみ、節目と見られる10250円を割り込んで取引を終えました。
小型銘柄は軟調なものが多かったのですが、「インフルエンザ関連銘柄」に大きく値を飛ばすものが見られ、東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は軟調となりましたが、二部株指数は堅調となりました。先物はまとまった売り買いは散発的に見られるものの、大きな動きはありませんでしたが、引けを意識する時間帯にまとまった仕掛け的な売りが出て、見切売りを誘い、指数を押し下げる要因となりました。ただ、追随する動きもほとんどなかったのですが、戻りの鈍さを見ては目先筋の売りがかさみ指数を下押す要因となりました。
足元の景況感や材料と言うよりは周りの雰囲気に流され易い相場展開となっています。個別には好材料に反応する動きにはなっているものの、指数の過熱感も強いことから周りのちょっとした雰囲気の悪化、米国での金融緩和の「出口論」や中国での金融引き締めなどに敏感に反応しすぎているようです。中国の市場は業績がどうしたということよりは政府が株を高くしたいか安くしたいかだけであり、金融引き締め論に敏感に反応することもないのではないかと思います。先月末の「窓」を空けた水準で下値を確認するような展開となっており、値幅的な整理は済んだものと思われ、あとは日柄の整理ということなのでしょう。
昨日戻した分を下げたような格好となりましたが、「下値固め」と言う格好です。先月末の「窓」を埋める状況には変わらず、底堅さは見られるものと思います。ストキャスティックスは底値圏にあり、あとはRSIがもう少し下落となるか再び上昇に転じれば、押し目を確認して反転となるのでしょう。日柄としては雲のねじれの日柄にあたり、そろそろ動きは出てくるものと思います。
下値を確認するような、固めるような展開になっています。雲のねじれの日柄までは少し間があり、RSIもストキャスティックスも下落余地があることから、もう少し下値を確認する動きがあってから反発となるのでしょう。
基準線を割り込みましたが、かろうじて雲の下限に引っかかっており、遅行線が日々線にサポートされる形で底堅くなっています。ストキャスティックスは底値圏となって過熱感はないのですが、RSIはまだ下落余地あり、反発となるにはもう少し底値を確認するよな日柄整理が必要ということなのでしょう。
幕間つなぎの材料株物色
同社製のリチウムイオン電池をトヨタ(7203)が採用すると新聞で報じられたことに加え、同社の空気清浄機に採用されている電解水技術「ウイルスウォッシャー」に新型インフルエンザウイルスの感染力を99%以上低下させる効果があることが確認されたと報じられたことを好感し、大幅高となりました。
「レクサス」ブランドのハイブリッド車の発売1カ月後の受注が1万台に達し、好調となったと報じられたことに加え、2009年の世界生産台数を上方修正したことが好感され堅調となりました。
7月の北米地域の半導体製造装置BBレシオ(出荷額に対する受注額の割合、3カ月移動平均)が2007年1月以来2年7カ月ぶりに1倍を上回り、今後も製造装置の受注回復は期待されるのですが、利益確定売りや戻り売りに押され、堅調な場面もありしたが、結局軟調となりました。
新型インフルエンザの流行が懸念されるなかで、従来のインフルエンザ治療薬よりも効果が高いインフルエンザ薬の開発を進めていることから、投入時期の早まることを期待して買われ、堅調となりました。
ABCマートがユナイテッドアローズの株式を追加取得したことが昨日明らかになり、提携や株式需給への思惑から目先筋の買いを集め、大幅高となりました。
相場全体の過熱感や手詰まり感が強いなかで、トヨタが三洋電機からハイブリッド車ようリチウムイオン電池を調達すると報じられたことやインフルエンザ関連銘柄が物色されるなかで、乗り換えの対象として売られ軟調となりました。幕間つなぎの材料株物色が電池関連銘柄からインフルエンザ関連銘柄に替わるなかで格好の乗り換え対象となったようです。
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