三大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)のうち、一番関心があるのはどれですか? ジョンソン・エンド・ジョンソンの調査によると「がん」(65.1%)が最も多く、次いで「心筋梗塞」(19.0%)、「脳卒中」(15.9%)であることが分かった。同社が実施した3年前の調査と比べると、心筋梗塞が5.1ポイント伸びており、関心の高さがうかがえた。
心臓病やがんなどの病気にかかったとき、一番心配になることはどんなことだろうか。最も多かったのは「お金」で29.8%、次いで「自分の寿命」(28.1%)、「家族の心境」(17.7%)、「自分の心境」(11.3%)と続いた。男女別で見ると、女性は「お金」(30.0%)がトップだったが、男性は「自分の寿命」(30.3%)。年代別に見ても、30代〜60代の女性は「お金」と回答した人が最も多かったが、40代以上の男性は「自分の寿命」と答えた人が多かった。
不整脈治療と聞いて、どんなことを思い浮かべる人が多いのだろうか。最も多かったのは「ペースメーカー」で67.8%、以下「AED(自動体外式除細動器)」(37.3%)、「薬物治療」(31.1%)、「心臓マッサージ」(24.7%)と続いた。
糖尿病と診断されたことがある人で循環器内科を受診したことがある人は、67.9%と約7割で。また糖尿病が心筋梗塞などの心臓病を引き起こすことを知っている人は全体で29.9%にとどまり、糖尿病と診断された人でも44.4%と半数に満たなかった。
順天堂大学医学部循環器内科の宮内克己先生は「糖尿病は、いまや国民病ともいわれ、予備軍を含めると2200万人を超えるとも言われている。糖尿病は狭心症、心筋梗塞、脳梗塞の発症リスクとなり、生命をおびやかすだけでなく、生活の質も大きく低下させることもある非常に重要な疾患。糖尿病を甘くみず、生活習慣を見直し、専門医の指導を受けることが必要」としている。
インターネットによる調査で、20代〜70代の男女1200人が回答した。調査時期は7月。
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