コラム
» 2009年08月07日 11時00分 UPDATE

上杉隆×ちきりん「ここまでしゃべっていいですか」:今だからこそ、総理大臣には「ホリエモン」……その理由は? (1/2)

ジャーナリスト・上杉隆氏と正体を明らかにしない人気ブロガー・ちきりんさんの対談8回目。8月30日に総選挙が行われるが、2人は総理大臣は誰がいいと思っているのだろうか?

[土肥義則,Business Media 誠]

 全10回でお送りする、ジャーナリスト・上杉隆氏と社会派ブロガー・ちきりんさんの対談8回目。ちきりんさんは自身のブログで「日本の組閣案」を発表し、総理大臣には「ホリエモン」を“指名”。これを読んだ読者からは「ふざけている!」といった批判ばかり。しかしちきりんさんは「真面目に書いたのに……」と。なぜちきりんさんは、総理大臣にホリエモンの名前を挙げたのだろうか?

総理大臣は「ホリエモン」で

yd_horie.jpg 4月2日、日本外国特派員協会で会見を行った堀江貴文氏

上杉 ちきりんさんはブログで、日本の総理大臣にするのなら「ホリエモン」と、名前を挙げていらっしゃいました。その理由をお聞かせください。

ちきりん 私は総理大臣というのは、時代によって求められる役割が違うと思うのです。ゼロから何かを作る人、すでにできあがったモノを全員が使えるように整えてくれる人、既存のものをすべて壊す人――。今の日本を考えた場合、既存の体制などを壊せる人が必要なのでは。そういう意味で考えると、ホリエモンは既存の権力から干された人で、すべてを壊せるタイプ。

 ホリエモンの発言などを聞いていると、軸がブレていない。好き嫌いは別にして、今の時代……ホリエモンのようなタイプの人が総理になるのがいいと思う。

上杉 ホリエモンのいいところは、自分のエゴに対し素直なこと。普通の人であれば周囲の人からこんなことを言われるのではないか……と不安に感じることでも、彼は隠しませんよね。

 現実的に考えると、ホリエモンが総理大臣になるというのは難しい。しかし彼はもう一度、立候補してもいいと思う。ハッキリと「総理大臣になりたい」と言っているんだから。何事もそうですが、「なりたい」と思い続ける気持ちが大切なのではないでしょうか。

ちきりん なりたいという気持ちがないと、スタートラインに着けないわけですからね。

上杉 犯罪を犯したからといって、総理大臣になることをあきらめる必要はない。例えば米国大統領のオバマ、ブッシュ、クリントン……彼らはみんなマリファナを吸っていた経験を持つ。だからホリエモンもあまり気にせず、総理大臣を目指してみてもいいのでは。あとは彼の「総理大臣になりたい」という思いがどこまで続くかということでしょうね。

ちきりん 私が書いた組閣案について「ふざけている」といったコメントもありましたが、実は真面目に書いたつもり。監督しなければならない立場の大臣には、“左寄り”の人を入れてみました。例えば消費者庁は共産党の志位和夫さんにやってもらって、金融庁には社民党の福島瑞穂さん。つまり監督側に立つ人が自民党の人だと、官僚や業界に擦り寄ってしまう。

 経済産業省などはグローバルに物事を考えなければならないので、日産自動車のカルロス・ゴーンさんにやってもらえればいい。このほか環境庁は環境の専門家にお任せすればいい。

 上杉さんはどんな人が総理大臣になればいいと思っていますか?

上杉 日本社会はまだまだ男尊女卑。こうした社会を変えなければならないと思っているので、女性の総理大臣がいいと思っています。例えばNHKは「女性に優しい企業に選ばれました」などと言っているが、どこが優しいのかよく分からない(笑)。

 とにかく日本のてっぺん……総理大臣が女性になれば、少しは変わるのではないかと期待している。

ちきりんさんの組閣案

大臣 名前
総理大臣 堀江貴文
総務大臣 孫正義
法務大臣 本村洋(光市母子殺害事件の被害者遺族)
外務大臣 美智子様※1
財務大臣 堺屋太一
金融庁長官 福島瑞穂※2
文部科学大臣 橋下徹
厚生労働大臣 湯浅誠
農林水産大臣 渡邉美樹(ワタミフードサービス社長)
経済産業大臣 カルロス・ゴーン
国土交通大臣 中田宏(横浜前市長)※3
防衛大臣 江畑 謙介(軍事評論家)※4
内閣官房 ロバート・フェルドマン (エコノミスト)※5
行政改革大臣 渡辺喜美
消費者庁長官 志位和夫(共産党委員長)
少子化担当大臣 勝間和代
環境大臣 辻信一(環境活動家)※6
国家公安、沖縄・北方・防災担当大臣 太田光(爆笑問題)※7
※1:時には雅子様による代行を認める。“新しい公務”ってことで。
※2:悪徳金融機関をバシバシ免許停止にしてくれそう。
※3:国土交通省は都会型の人に任せたい。
※4:お元気でしょうか?
※5:ホリエモンの“女房役”ができるなんて、この人しか思い浮かばなかった。
※6:スローライフの提唱者なのに、有名になるにつれてやたら忙しいらしいから、引き受けてもらえるかどうか微妙。
※7:まあこのあたりから力試しってことで。
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