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日経平均 | 10375.01円 | △22.54円 |
売買高 | 23億6962万株 | − |
日経平均先物 | 10400円 | △40円 |
売買代金 | 1兆7374億円 | − |
TOPIX | 959.02 | △1.46 |
値上がり銘柄 | 877銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 461.39 | ▼3.47 |
値下がり銘柄 | 653銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1214.10円 | △0.05円 |
変わらず | 156銘柄 | − |
騰落レシオ | 106.27% | △4.03% |
買い先行で始まり一時大幅高だが、過熱感が強く上値が重い
米国株が大幅高となったことや為替が円安に振れたことなどから買い先行となりました。主力ハイテク銘柄や自動車株の業績も回復の兆しが見られたことから、景気回復期待が強まったものと思います。ただ、TOPXIが昨日まで12連騰となっているように目先的な過熱感も強く年初来高値を更新した銘柄などは達成感から利益確定売りもあって上値も重くなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたことや債券が売られていたことも利益確定売り、戻り売りを急がせる要因となったものと思います。
後場は一段と上値の重さを嫌気する展開となりました。前場の引け後に芳しくない決算を発表するものも見られ、決算発表を控えた銘柄は買い手控えられて、ちょっとした売りにねを崩す展開となり、指数も大きく上げ幅縮小となりました。景気回復期待や決算期待と目先的な過熱感がせめぎ合う格好となり、持高調整と見られる売りも指数の上げ幅を縮小させる要因となっていました。結局、さすがに最後は買戻しなどもあって堅調とはなりましたが、盛り上がりの欠ける展開のなか小幅高にとどまりました。
小型銘柄も堅調ながらも上値の重いものが多くなりました。それでも二部株指数は堅調となったのですが、東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は軟調となりました。先物は朝方からまとまった売り買いが散見されましたが、指数を動かすというよりは指数に追随するような場面も多く見られました。持高調整の売り買いの中でヘッジの売り買いも多かったのかもしれません。先高期待はあるものの目先的には過熱感があることからヘッジ売りもかさんだものと思います。
次の上値メドと見ていた10500円までは届かず、目先的な過熱感から上値の重い展開となりました。TOPIXも年初来高値を抜けたことで、年初来高値更新となる銘柄も多く、目先筋だけでなく、利益確定売りがかさんだものと思います。それでも何とかTOPIXは13連騰となり、明日以降もますます過熱感が強まりそうです。買戻しを急ぐ動きとなるか、利益確定売りやヘッジ売りがかさむのか、いずれにしても目先的な需給に振り回されそうです。
高値更新となりましたが、上ヒゲが比較的長い陰線となったことでここで高値となる可能性も出てきました。ストキャスティックスやRSIも高値圏にあることから過熱感が強く、いつ調整となってもおかしくはないところです。ただ、一気に先週末に空けた「窓」を埋める可能性は少なく、その前に先週末の安値水準である10250円程度が下値メドとなりそうです。その水準を割り込んでも「窓埋め」となる10200円を割り込んだところでは下げ止まるのではないかと思います。
「三空」のような格好となりいったんここで高値をつける可能性も出て来ました。年初来高値を連日の更新となりましたが、13連騰となったことで過熱感はかなり強まっています。いつ調整となってもおかしくはないところであり、いったんは抜けて来た6月高値水準である950の水準で押し目を確認するような展開になるのではないかと思います。
転換線や基準線をサポートに切り返しましたが遅行線が日々線に上値を押さえられて戻りも限定的となりました。RSIはまだ上昇余地もありのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整となっており、強弱感が対立する感じです。上値を雲や遅行線が日々線に押さえられて重く、下値は基準線や転換にサポートされて底堅いようなもみ合いがもう少し続きそうです。
決算発表に反応、好決算も出尽くし感から売られる
昨日の引け後に発表した2009年4−6月期決算で4−9月期見通しを上方修正したことから買い先行となり、連日の年初来高値更新となりました。最後は利益確定売りに押されて上げ幅縮小となりましたが、エコポイント効果などもあって、4ー9月期の最終損益は期初見通しから赤字幅が半減となり素直に好感されたようです。
米国での自動車販売が好調ということから買い先行で始まったものの、決算発表を引け後に控え、買い手控え気分の強い中で手仕舞い売りに押されて軟調となりました。
買い気配で始まり大幅高となりました。前日の下落などで過熱感が出ている相場の中では割安感、出遅れ感が強く、持高調整の買戻しなどもあって大幅高となったものの思います。新聞で2009年4−6月期の連結営業利益が前年同期比14%減と報じられましたが、通期では横ばいと報じられたこともあり特に材料視されることはありませんでした。
昨日発表した2009年4−6月期連結決算で4−9月期見通しを下方修正したことが嫌気されて大幅下落となりました。比較的好調な決算を発表するものも多く、下方修正には敏感に反応することになるようです。
2009年4−6月期業績を昨日発表、為替の影響が想定よりも小さく、売り上げは落ち込んでいるものの営業利益ベースでの進捗率の高さや引き続き為替の想定レートを1ドル=90円、1ユーロ=120円としていることから、上ブレ期待が強まり、一時ストップ高となるなど大幅高となりました。
2009年12月期連結業績の下方修正を昨日の引け後に発表、売上高の減少が大きいことから回復が期待出来ず、売り急ぐ展開となったものと思います。
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