『めぞん一刻』の聖地を巡礼してきた誠 Weekly Access Top10(2009年7月25日〜7月31日)(2/2 ページ)

» 2009年08月04日 11時50分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]
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 東久留米駅周辺の風景が多く使われたのは、『めぞん一刻』連載当時、作者の高橋留美子さんが東久留米で仕事をしていたから。しかし、1987年に連載が終了してから20年以上経っていることもあり、(「東久留米北口駅舎さよならイベント」実行委員会の推測による)ゆかりの場所を訪ねてもなかなか名残は残っていなかった。冊子で示された9つのチェックポイントを、第2チェックポイントから順に写真で紹介していこう(第1チェックポイントは東久留米駅)。

第2チェックポイントはワイド版1巻7話「春のワサビ」の1シーン(出典:時計坂駅面影巡りスタンプラリー冊子)。マンションが増えているが、交差点の標識に名残がある

第3チェックポイントはワイド版1巻3話「勝手に聖夜」の1シーン(出典:時計坂駅面影巡りスタンプラリー冊子)。スナックがあることは同じだが、どことなく雰囲気が違うような気がする

第4チェックポイントはワイド版1巻12話「行きがけの駄犬」の1シーン(出典:時計坂駅面影巡りスタンプラリー冊子)。ねざめ湯のモデルとなった銭湯は改装中

第5チェックポイントはワイド版1巻10話「金網は越えられない!!」の1シーン(出典:時計坂駅面影巡りスタンプラリー冊子)。原作と季節が違っていたのか、雑草が生い茂っていた

第6チェックポイントはワイド版3巻35話「ふりむいた惣一郎」の1シーン(出典:時計坂駅面影巡りスタンプラリー冊子)。遮断機を無視して駆け抜ける人は見つからず

第7チェックポイントはワイド版3巻41話「誤解の方程式」の1シーン(出典:時計坂駅面影巡りスタンプラリー冊子)。どこにでも当てはまりそうな場面だがこの通りがモデルらしい

第8チェックポイントはワイド版2巻20話「影を背負いて」の1シーン(出典:時計坂駅面影巡りスタンプラリー冊子)。宝飾店の名前に名残がある

第9チェックポイントはワイド版3巻34話「SOPPO」の1シーン(出典:時計坂駅面影巡りスタンプラリー冊子)。階段の雰囲気は変わっていない

 当日はスタンプラリーの後に夏祭りがあったため、地元の人も多く参加(そもそも夏祭りがあったために、スタンプラリーをこの日に設定したらしい)。チェックポイントを求めて走り回る子どもたちを見ていて、きっと原作は読んでないんだろうなとは思ったが、よくよく考えると筆者も当時を知らないという点では彼らと変わりはなかった。

カップル(夫婦?)から地元の子どもたちまで参加

第9チェックポイントには手作り感漂う張り紙があった

 新作が発表されたり、作者が登場したりするわけでもないのに、1000人近くがスタンプラリーに参加。「優れたコンテンツの力は数十年経っても続くものなんだなあ」と思い知ったイベントだった。

駅前の商店では、『うる星やつら』清酒や『めぞん一刻』清酒が売られていた
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