日本株を始めてすぐの頃は、テレビや雑誌の「この企業に注目!」「この製品が熱い!」というようなニュースを常に気にしていました。そして実際にそんなニュースに出会うと、「これは買わなくては!」と発奮するものの、その後うっかり忘れてしまい、数日後に急に思い出して該当企業の株価を調べてみると、もうすでに上がっているという事がよくありました。
往生際悪く「まだまだ上がるさ!」と買ってみると、ちょうどそこから下がり始めるという悲劇に遭遇したことも数知れず……。そんな悲劇を繰り返した後、「ニュースを見かけたら、すぐに買おう!」と魂に刻み込みました。
しかし、どんなに早く買ったつもりでも、やはりなぜかもっと前から値上がりしていることがほとんど……。一般市民が知ることができるようなニュースは、その道のプロがとっくの昔におさえていて、株価に織り込まれていることが多いようです。シロウトがプロにかなうわけがないのでしょうか。何で株やめられないんだろう、自分……。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。投資歴5年。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。コミックマーケット参加情報:8月14日(金)東2ホールW16-a。
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