1000円で甘いモノ何軒食べ歩けるか?――新宿編男子スイーツ部(2/4 ページ)

» 2009年07月31日 17時06分 公開
[男子スイーツ部]
男子スイーツ部

スタジオアルタの地下で“たい焼き”

 都庁から地下街に入り、東口側に回ります。東口側に行ってすぐ「スタジオアルタ」があるのですが、入り口のところにたい焼き屋さん「銀のあん」がありましたので、そこに寄り道し、たい焼きを購入しました。

たい焼き(あずき)150円。生地はさくさくでした

 「薄皮たい焼き」と店頭に書いてあり、その名のとおり皮はかなり薄めです。「ふかふか」ではなく、「さくさく」な感じですね。なかなかおいしいです。焼きたてをそのまま頂いて、ぱくつきながら地上に出ます。

 さて、次のお店はどこにしましょうか。今回のコンセプト的に、美味しいながらもお値段が合わないものが多いなか、どこにしようか、と探しつつ思いついたのが「そうだ、新宿といえば新宿中村屋があるじゃないか」と思いつき、買ったのはこちら。

元祖クリームパン、168円

 「銀座 木村屋」の「あんぱん」と比べ、また、同じ中村屋内でも「カリーパン」「ピロシキ」に比べいまひとつマイナーな感じはありますが、「クリームパン」は「中村屋」が元祖のお店です。土日は焼きたての「元祖クリームパン」をお店の奥で購入することができます。

 クリームパンが発売されるまでの経緯は中村屋のオフィシャルページで確認できますが、それによると明治37(1904)年の発売のようで、当時はグローブのような切れ込みはなかったとのことです。なんと100年以上の歴史があるんですね。

 明治34(1901)年創業の超老舗だけあって、クリームパン以外にも「カレー」「かりんとう」「水ようかん」など、食べ物の歴史がいろいろと詰まっており、いろいろ回るだけで楽しいお店です。余談ですが、9月1日前後には、関東大震災由来の「力まん(黒糖まんじゅう)」を販売しており、私はその由来を書いた紙をもらうのが毎年楽しみだったりもします。

 クリームパンの中にはたっぷりのカスタードが。元祖の矜持というか、「よそには負けない」意気込みを感じながらお店を後にし、次なるお店に向かって新宿通りを歩いていきます。

ここまでの使用金額:538円

残り:462円


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