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日経平均 | 10356.83円 | △191.62円 |
売買高 | 23億9424万株 | − |
日経平均先物 | 10370円 | △170円 |
売買代金 | 1兆7434億円 | − |
TOPIX | 950.26 | △13.32 |
値上がり銘柄 | 966銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 463.39 | ▼1.34 |
値下がり銘柄 | 578銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1211.97円 | △3.01円 |
変わらず | 144銘柄 | − |
騰落レシオ | 104.19% | ▼4.75% |
米国株高や円安、好調な業績発表を受けて大幅高
米国市場が一時大幅高となるなど堅調な展開となり、為替も円安、外国人の売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も買い越しと伝えられたことに加え、前日の引け後の決算発表で1−3月期に比べて業績の改善が見られる企業が多いことなどから買い先行となりました。シカゴ市場(CME)の日経平均先物が高かったことなどもあり、先物を筆頭に買い気配から始まるものが多く見られ、大幅高の始まりとなりました。ただ、寄り付きの買いが一巡した後は週末の手仕舞い売りや朝方発表された雇用や物価に対する懸念を嫌気した売りもあり、上値も限定的となりました。
手仕舞い売りなどをこなして高値圏でのもみ合いのなかで前場の取引が終わりましたが、後場も堅調な始まりとなり、買戻しを急ぐ動きなどもあって一段高となる場面もありました。月末のお化粧買いを期待する目先筋の買いも入ったようですが、さすがに米国で重要な指標の発表を控えた週末ということもあり手仕舞い売りがかさんで上げ幅縮小となる場面もありました。最後は買い直されて高値圏での引けとなり、年初来高値を大幅に更新、底割れ懸念はほとんどなくなったのでしょうがまだまだ腰の据わった買いは多くは見られず完全に強気にはなり切れないということなのかもしれません。
小型銘柄も決算動向に反応しながらも総じて堅調となりました。東証マザーズ指数は前日までの上昇の反動、利益確定売りに押されて軟調となりましたが、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調となりました。先物は昨日に続き指数の上値を押さえるようなまとまった売りが見られ、上値の重さを嫌気した売りに押され上げ幅を縮小する場面もありました。最後は買戻しやヘッジと見られる買いもあって上値の売りをこなし、指数を押し上げる要因となりました。
日経平均は年初来高値更新となりましたが、TOPIXは11日連騰となったにも関わらず6月の高値を抜け切れません。日経平均にサヤ寄せするように抜けて来るのか、逆に日経平均がTOPIXが重石になって下押すのかが懸念されますが、米国市場でナスダック指数がけん引してダウ平均を押し上げたように、日経平均がけん引役となって来るのではないかと思います。来週も決算発表が続き、米国での需要な経済指標の発表もあり、一喜一憂することになりそうですが、景気回復を徐々に確信する動きとなり、一服しながらも堅調な地合いが続くのではないかと思います。
上に抜けて来た格好です。10000円の節目を抜けて「次」の節目を目指す動きとなりそうです。ただ、ストキャスティックスは高値圏にあり、RSIも若干上昇余地はあるもののほぼ高値圏となっており、いったんは押し目を確認するような場面も見られるのかもしれません。それでも今度は昨日までもみ合いとなった水準が下値メドとなり、10100円から200円の水準が押し目となりそうです。
まだ6月の高値を抜け切っていません。日経平均と同様にRSIやストキャスティックスが高値圏にあり、過熱感が見られ、高値を抜けなかったことでの失望感が出る可能性もありますが、日経平均にサヤ寄せするようにいったんは高値を抜ける場面があるものと思います。
引き続き遅行線が日々線に上値を押さえられています。一方で下値は基準線のサポートも確認できており、引き続き遅行線に上値を押さえられながらも強含みの展開で日々線が雲を意識するところまで上昇となるのではないかと思います。ストキャスティックスは高値圏にあるのですが、RSIはまだ上昇余地もあって強含みの展開が続くものと思います。
好決算発表が相次ぎ大幅高
昨日引け後に2009年4−6月期の業績を発表、連結営業利益が前年同期比66%の減益となったことを嫌気した売りがかさみ、大幅下落となりました。「勝ち組」と見られていただけに大幅減益が失望感を誘ったものと思います。
極端な在庫・生産調整局面から脱する動きから売上高が期初の想定を上回り、生産性向上もあって収益面でも期初計画を上回って推移しているとして、通期連結業績を上方修正したことを好感して買われ、ストップ高となりました。
昨日の引け後に発表した決算で2009年4−6月期の営業赤字が1−3月期に比べ大幅に縮小したと発表されたことから、好感する買いが入り大幅高となりました。シャープの液晶パネル製造子会社への出資も安定的な液晶パネルの調達に繋がるとして好感されたものと思われます。
炭化ケイ素(シリコンカーバイド)と呼ぶ新素材を使った半導体ウエハーを2010年から量産すると新聞で報じられ、電気自動車やハイブリッド車向けの利用が期待出来ることから収益拡大に対する期待と技術力を評価する買いが入り堅調となりました。
世界的な信用収縮懸念が薄らいだことに加え、前日の引け後に2009年4−6月期決算を発表、営業利益が前年同期比32%増とされたことから買いが入り3日ぶりに大幅上昇となりました。
自動車生産の回復基調を受けて、前場の引け後に2009年4−9月期の連結業績予想を上方修正し、利益確定売りをこなして大幅高となりました。
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