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» 2009年07月31日 08時25分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:好決算や投資判断の引き上げなどを好感して堅調だがGDPの発表を控えて伸び悩み (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>9154.46△83.74

<NASDAQ>1984.30△16.54

<為替:NY終値>95.56-95.62

好決算や投資判断の引き上げなどを好感して堅調だがGDPの発表を控えて伸び悩み

 予想を上回る好決算が相次いだことや世界的な景気回復期待から原油など商品市況が上昇したことに加え、主力銘柄への投資判断の引き上げなどもあり、買い先行で始まり、大幅高となりました。さすがに最後は週末のGDP(国内総生産)の発表を控えて手仕舞い売りに押され上げ幅縮小となりましたが、売り急ぐ動きはなく堅調な地合いとなりました。目先的な過熱感もあるのですが、日替わり的に好決算を発表する銘柄が出ており、うまく循環物色が続いています。

 ナスダック指数は昨年10月1日以来の水準、つまりいわゆる「リーマンショック」直後の暴落前の水準まで戻りました。ダウ平均は採用銘柄の入れ替えなどがあった関係で戻りきっていないような見方もありますが、金融不安や景気底割れ懸念が払拭され、景気回復の兆しも見られるということで素直に水準訂正となったものと思います。目先的には急騰となっているように見られますが、まだ水準としてはその程度の水準であり、あとは景気回復の度合い、企業業績の回復度合いで上値を試すことになるのでしょう。

 個別には投資判断の引き上げのあったGE(ゼネラルエレクトリック)が大幅高となり、指数をけん引、好決算を発表したモトローラやダウケミカルなどハイテク、素材銘柄や同じく決算が予想を上回ったマスターカードやビザも堅調となりました。原油価格は上昇したのですが、決算が予想を下回ったエクソンモービルは売られましたが、シェブロンは高くなりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株安にも関わらず円安や回復の兆しが見られる「思ったほど悪くない」決算発表などを受けて堅調となりました。先物の売りや利益確定売りに上値を押さえられ、商品市況が軟調なことから資源株や非鉄株が軟調となるなかで、自動車株やハイテク株の回復期待もあり、最後は月末のお化粧買い期待などもあって買戻しを急ぐ動きとなり指数を押し上げました。全面高とは行かず盛り上がりに欠ける展開ではありますが、日経平均は年初来高値更新となりました。

 米国市場が引き続き堅調な展開となっていることや為替も円安となったことに加え、決算発表が続々と行われているなかでハイテク銘柄などを中心に業績の回復を示す企業も多く、また、原油など商品価格も反発となってきたことから堅調な展開が期待されます。内需関連銘柄など出遅れ感が強い銘柄まで物色対象が広がってくれば大きな上昇となってくるものと思います。週末ということで、手仕舞い売りも懸念されますが、同時に月末ということでのお化粧買い期待や買戻しを急ぐ動きになれば大きな上昇となってくるものと思います。

 ようやく日経平均は引け値ベースで年初来高値更新となりました。TOPIXは抜けきれておらず、抜けてくるのかどうかが注目されます。日経平均はこれで10000円水準が「上値」ではなく「下値」の節目として確認され、底堅さが確認されると今度は上値を試す動きとなるのでしょう。目先的な過熱感もあるのですが、これまで10000円水準が上値と思われていたことで、買戻しを急ぐ動きとなってくれば、昨年10月暴落前の水準である11000円を目指すことになるのでしょう。

本日の注目点

◇日銀政策委・金融政策決定会合議事録(99年1−6月分)

◇6月の失業率(総務省)

◇6月の有効求人倍率(厚労省)

◇6月の消費者物価指数(総務省)

◇6月の家計調査(総務省)

◇6月の新設住宅着工戸数(国交省)

◇4−6月期の米GDP速報値

◇市場予想はマイナス1.5%程度。個人消費の底入れが確認されるかが焦点に

◇7月のユーロ圏インフレ率

◇6月のユーロ圏失業率

◇決算・1−6月期:サッポロHD(2501)

◇決算・4−6月期:三菱商事(8058)、伊藤忠商事(8001)、武田薬品工業(4502)、エーザイ(4523)、三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)、富士フイルムHD(4901)、全日本空輸(9202)、東京電力(9501)、三菱ケミカルHD(4188)、リコー(7752)

◇決算・4−6月期:米シェブロン

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