業績回復期待の強い銘柄に注目
イラクで大型油田開発を進めるため交渉に入った。同社はバグダッド近郊の「東バグダッド油田」の開発を目指すが、世界第3位の原油埋蔵量を持つイラクでの生産拡大に期待する動きは強く、2005年から油田の評価や技術者研修などでイラク政府に協力して来た経緯があり、比較的事業化しやすいと判断した。
ブラジル資源大手と新造の大型専用船1隻を使った鉄鉱石の海上輸送契約を結ぶ。期間は2012年から20年間でブラジルから中国に向けて輸送する計画。有力顧客の囲い込みで収益悪化に歯止めをかける。
アフリカでの化粧品販売に乗り出す。8月からモロッコで高級化粧品を発売するほか、エジプトでも店頭販売を始めた。両国ともまだ規模は小さいが富裕層向けに売り込む。中国やロシアでも市場が拡大しており、将来はアフリカも有望市場になると見ている。
二酸化炭素(CO2)排出量が少ない石炭火力発電の新技術を実証試験する新会社を折半出資で設立した。石炭火力発電は燃料となる石炭の埋蔵量が豊富で調達コストが比較的安いがCO2の排出が多い課題がある。石炭ガス化は排出量削減策として有望視されており、開発を進めている。
中国の合弁会社の乗用車生産能力の増強する。2009年度末から順次投入する低価格の新興国向け専用車などを生産する。業績回復の牽引役として期待が高まる中国での事業拡大を加速する。
自動車試験装置事業で業務・資本提携する。電気自動車向けに次世代型の試験装置を開発、年内に発売する。資材の共同調達や製品販売でも協力、株式の相互取得も実施、同事業の競争力を高め、国内外の自動車メーカーの需要取り込みを進める。
売り 2710万株
買い 1890万株
(金額ベースは不明)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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