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» 2009年07月24日 15時57分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:週末の手仕舞い売りやヘッジ売りに押され上値は重い (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9944.55円 △151.61円
売買高 25億9410万株
日経平均先物 9940円 △160円
売買代金 1兆6102億円
TOPIX 920.48 △11.79
値上がり銘柄 1269銘柄
東証マザーズ指数 457.12 △8.01
値下がり銘柄 319銘柄
日経ジャスダック平均 1202.25円 △7.32円
変わらず 109銘柄
騰落レシオ 104.88% △7.51 %

日経平均

米国株高や円安を好感して買われるも週末の手仕舞い売りやヘッジ売りに押され上値は重い

 米国株が大幅高、為替も円安となったことに加え、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が大幅買い越しと伝えられたことから、買い先行となりました。先物を筆頭に買い気配から始まるものも多く、大幅高の始まりとなりました。ただ、寄り付きの買いが一巡したところからは、為替が円高に振れたことや週末の手仕舞い売りや米国市場の一服懸念からのヘッジ売りなどもかさんだことから、上げ幅を縮小する場面もありました。それでも、底堅さが確認されると逆に買戻しを急ぐ動きもあり、前場は高値圏での引けとなりました。

 後場に入ると週末を意識して戻り売りが優勢となり、上げ幅を縮小、先物にもまとまった売りが散発的に見られ、指数の上値を押さえる要因となりました。ただ、下値では買戻しなども入り、何度か安値を試すものの底堅さも見られ、小動きとなりました。引けを意識する時間帯には為替が再び円安方向に振れたこともあり、先物への買戻しなどもあって再び上値を試すような展開となりました。最後は週末の手仕舞いの売り買いが交錯するなかでヘッジ売りや目先筋の売り買いも入り指数は右往左往しながらも高値圏での引け、大幅高となりました。

 小型銘柄も堅調なものが目立ちましたが、今一つ上値の重いものが目立ちました。東証マザーズ指数は大幅高となりましたが、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調というに止まりました。先物も比較的閑散とした雰囲気でしたが、引けを意識する時間帯になると買戻しや手仕舞い売りが交錯する格好となり、結局は目先筋の買戻しもあって高値圏での引けとなり、最後は指数を引き上げる要因となっていました。

 引き続き堅調、大幅高となって日経平均は8連騰となりました。ただ、さすがに週末ということや米国市場も目先的な過熱感が出ていることから買い切れないということのようです。来週は決算発表の本格化や米国でも注目される経済指標の発表があり、景気回復期待が強まったり弱まったり、その指標の結果に一喜一憂することになりそうです。それでも、指数は日米共に底入れ確認となっており、今度こそ、好調な経済指標や決算発表で戻りを試す動きになることが期待されます。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 遅行線も日々線を抜けて「三役好転」となって来ました。ただ、RSIには上昇余地があるもののストキャスティックスは高値圏にあり、また節目と見られる10000円を意識したところで下ヒゲの長い「首吊り足」となっており、いったんは雲のサポートを確認するような展開になって来るのではないかと思います。

TOPIX

NYダウ

 遅行線が日々線を日々線は雲を抜け掛かってきました。抜け切ったと言い切れないところが上値の重さを示しており、ストキャスティックスも高値圏にあることから、雲の上限に沿って、遅行線が日々線に絡みながら高値圏での上値の重いもみ合いとなる可能性もあります。それでもRSIは上昇余地もあり、強含みの動きで少なくとも底堅さは見られるものと思います。

円相場

NYダウ

 基準線を抜けて来ました。ストキャスティックスもRSIも上昇余地があることから、遅行線が日々線に、日々線が雲に上値を押さえられる水準(1ドル=96円台半ば)まで戻ってもおかしくはないところです。いったんは基準線のサポートを確認するような動きになるかもしれません。

銘柄ピックアップ

円安や貿易収支の改善を受けて輸出株が高い

ファーストリテイ(9983) 11740 ▼20

 大手百貨店に一斉出店すると新聞で報じられ好感する買いが入り買い先行で始まりましたが、週末の手仕舞い売りなどに押されて軟調となりました。

アドバンテ(6857) 1877 △79

 米国株高に加え、半導体製造装置BBレシオが1を超えたこと、また、2009年4−6月期のが半導体検査装置の受注高が1−3月期に比べて2倍になったもようだと新聞で報道され、好感する買いが入り大幅高となりました。

KDDI(9433) 505000 ▼7000

 昨日の引け後に発表した2009年4−6月期の連結決算が純利益は前年同月比で19%増となったことから、買い先行で始まったものの2桁増益は織り込み済みとして材料出尽くし感から売られ、軟調となりました。

カゴメ(2811) 1655 △65

 昨日発表した2009年4−6月期の連結決算で営業利益が前年同期比86%増、純利益が2.8倍となり素直に好感する買いが入り大幅高、年初来高値更新となりました。

ABC マート(2670) 2765 △105

 堅調な売り上げや粗利益率の改善基調から会社計画に対して強気の業績予想をさらに上方修正し、国内大手証券が投資判断と目標株価を引き上げたことから、大幅高となりました。

パナソニック(6752) 1390 △107

 三洋電機(6764)へのTOB(株式公開買い付け)が行われ、電池関連事業強化や新興国などをターゲットとした成長戦略が顕在化してくるとして、外資系証券が投資判断と目標株価を引き上げたことで、米国株高や円安を好感する動きが加速されて大幅高となりました。

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