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» 2009年07月23日 08時28分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:ハイテク銘柄が堅調だが利益確定売りもあってまちまち (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>8881.26▼34.68

<NASDAQ>1926.38△10.18

<為替:NY終値>93.54-93.6

ハイテク銘柄が堅調だが利益確定売りもあってまちまち

 引き続き好決算や好調な業績見通しを発表する企業が多く、総じて堅調な展開となりました。ただ、さすがに買い疲れ感もあり、また、原油価格が下落したことなどから石油株が軟調、金融株も安いものが目立ち、ダウ平均は軟調となりました。ハイテク企業の好決算を受けてナスダック指数は高く、1996年9月以来、13年ぶりの11連騰となりました。芳しくない決算の発表も見られるのですが、総じて好調な決算となるものが多く、素直な反応となっています。

 毎日日替わりでヒーローが現れるような格好で指数を押し上げ、堅調な地合いが続いています。足元の企業業績が好調なことから、これまで比較的慎重な業績見通しとなっていたものも、徐々に景気回復期待を織り込むような動きとなっており、業績動向からは底入れが確認され、景気回復も織り込みつつあるようです。ただ、さすがにダウ平均の9000ドル、ナスダック指数の2000と言う水準まで戻り、しっかりとその水準を維持するためには雇用や個人消費などにも回復の兆しが見える必要があるのではないかと思われ、そろそろいったんは上値が重くなって来るのではないかと思います。

 個別には好調な決算発表を受けて目標株価が相次いで引き上げられたアップルが大幅高、連れてインテルも高くなるなどハイテク銘柄は軒並み高となりました。赤字決算を発表したモルガンスタンレーは小幅安、決算で貸倒償却額などの増加が続いたことが嫌気されてウェルズファーゴは大幅下落となりました。黒字決算を発表したスターバックスは18%の急伸、売上高が予想を下回ったヤフーは売り先行で始まったものの切り返しました。原油価格が戻り一服となったことでエクソンモービルやシェブロンなど石油株は軟調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株高などを受けて堅調となりました。朝方は前日の大幅高の反動や円高を嫌気する動きから軟調となる場面もあったのですが、先物主導で後場から上げ幅を広げ、最後は利益確定売りや見切り売りに押される場面もあったのですが、堅調となりました。物色対象が絞り切れず盛り上がりに欠ける展開ですが売られ過ぎの修正などもあって堅調となっています。

 米国市場はまちまちとなり、日本市場もさすがに上値も重くなりそうです。本日からいよいよ決算発表も本格化してきますが、市場への影響は来週以降ということになり、好決算期待から底堅さは見られるのでしょうが積極的な売り買いは手控えられそうです。今月始めから持高調整と見られる売りが続き記録的な続落となりましたが、14日を境に今度は逆に先物を中心に後場になって持高調整と見られる買いが入り堅調となるパターンになっており、本日も先物にまとまった買いが見られるのかどうかも注目されます。米国市場も底堅い堅調な展開となっていることもあり、特に売り急ぐ材料もないことから出遅れ銘柄を中心に底堅い堅調な展開が続くものと思います。

 日経平均は引き続き一目均衡表の「雲」の上限である9700円台半ばから9800円前後の節目を目指す動きが続くものと思います。ただ、9800円前後を抜けて10000円を窺うだけの決定的な材料にも乏しく、連騰となっているだけに上値も重くなりそうです。一方で、持高調整と見られる買いもあり、下値不安も少なく、9500円台を試す場面もあるのかもしれませんが、一転して今月前半のような持高調整の売りが断続的に続くようなことにならない限り、底堅さは見られ、少なくとも9500円水準を割り込むことはなさそうです。

本日の注目点

◇6月の貿易統計(財務省)

◇決算・1−6月期:中外製薬(4519)

◇決算・4−6月期:カゴメ(2811)、オービック(4684)、KDDI(9433)

◇決算・4−6月期:米マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、マクドナルド、USエアウェイズ、ニューヨーク・タイムズ、フォード・モーター、韓国・現代自動車

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