調査リポート
» 2009年07月22日 13時44分 UPDATE

イライラする20代と30代……その要因は?

日本人の意識はどのように変化してきたのだろうか。日本の「経済力」または「生活水準」が良いと考える人は減少傾向に。将来について明るい展望を持っている人は少なくなっているようだ。統計数理研究所調べ。

[Business Media 誠]

 過去20年間――日本人の意識はどのように変化してきたのだろうか。統計数理研究所の調査によると、日本の「経済力が良い(非常に良い+やや良い)」とする割合は37%、「生活水準が良い」は49%であることが分かった。同研究所の過去の調査と比べると、「経済力」については79%(1993年)から32%(1998年)に、「生活水準」については74%(1993年)から37%(1998年)にそれぞれ減少。「『経済力』への評価は回復の兆しを見せているものの、この10年から15年間の状況を脱して以前の高い水準に戻したとは言い難い」(統計数理研究所)としている。

yd_keizai.jpg 日本の社会経済状況に関する悲観的な評価(出典:統計数理研究所)

 こうした状況の中、将来について明るい展望を持っている人はどのくらいいるのだろうか。「この先、人々の心の安らぎが減る」と考えている人は過去10年間ずっと7割近くを数え、「人間の自由が減る」と思っている人も、前回調査(2003年)と比べ5ポイント増の40%に達した。また「人々の生活が今後、豊かになる」という人は同3ポイント減の11%と過去最低。逆に「貧しくなる」と答えた人は同47%から過去最高の57%となった。

 聞き取りによる調査で、20歳以上の男女3302人が回答した。

イライラする20代と30代

yd_iraira.jpg 「イライラ」を感じる若年層が増加

 ここ1カ月の間に「イライラした」ことがある、という人はどのくらいいるのだろうか。「イライラした」という人は48%で、過去15年間で最高を記録。年代別に見ると、特に20代(63%)と30代(62%)が多く、いずれも6割を超えた。

 どのような要因によって、「イライラ」しているのだろうか。仕事や職場に満足している人で「イライラした」と回答したのは33%だったが、不満な人は73%。「生活全体に不満を抱え、経済状態についての不安感も強く感じている人ほど、イライラしていることが分かった」(統計数理研究所)

上役との付き合い

 上役との付き合いは「あったほうが良い」と思っている人はどのくらいいるのだろうか。仕事以外でも「付き合いはあったほうが良い」と考えている人は、1993年の72%から1998年の55%へと減少したが、今回の2008年では58%と微増した。年代別に見ると、20代は50%(1998年)から65%(2008年)へ、30代は45%(1998年)から63%(2008年)へと大幅に増加した。

yd_uwayaku.jpg 上役とのつきあいが“あったほうがよい”という回答の年齢別の推移(出典:統計数理研究所)

 また給料は少ないかもしれないが、運動会や旅行などをして「家族的な雰囲気のある会社で働きたい」という20代は、1973年の76%から2003年の35%へと半減。ただ今回の2008年は45%と10ポイント増えた。

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