引き続き戻りを試す展開か
海外の鉄道車両向け事業で提携する。両社の事業分野を合わせると、鉄道車両の主な電気部品を供給できる。米国や中国、インドで計画が相次ぐ高速鉄道路線など向けに一括受注できる体制を整え、エネルギー効率の高い機器の共同開発や資材の調達、部品の相互供給でも協力し、海外の車両メーカーからの受注拡大を狙う。
計器事業で新会社を設立する。東芝の電力・ガス・水道向け計器事業と東光電の計器事業の一部を統合し、12月に新会社を設ける。「スマートグリッド」に対応するような電子式計器の国内外での需要増に対応し、価格競争力の強化などを進めて販売拡大につなげる。
2月に休止した大分製鉄所の第1高炉を8月2日に再稼動する。世界経済の冷え込みによる需要の低迷から生産調整を行ってきたが、自動車や電気機器向けなどの需要が緩やかに回復しており、在庫調整が9月までに終わると判断した。
発光ダイオード(LED)関連事業を拡大する。ガス流量を計測・制御する機器をLED製造装置向けに拡販、同装置向け売上を昨年の10倍に引き上げる。主に半導体製造装置向けに販売していたが、半導体各社の設備投資抑制を受けて、成長が見込まれるLED向けの需要を取り込む。
停車中にエンジンを止める「アイドリングストップ機能」の搭載車向けに新型バッテリーを量産する。従来製品に比べ電池容量を2割増やし、エンジンの停止と再始動を繰り返しても寿命を長く保てる。
8月から商品の共同仕入れを始める。指輪、衣料品や雑貨など共通商品を企画、同じメーカーから仕入れて各店舗で販売する。販売力を生かして調達コストを下げ、節約志向に対応した低価格商品などを強化する。
売り 3050万株
買い 3990万株
(金額ベースも買い越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング